資産運用

どの銘柄が狙い目? 3月のおすすめ株主優待3選

3月は、多くの人気銘柄が株主優待の権利確定月として設定されているため、選ぶ楽しみがあります。ただ、コロナの影響で直近の株主優待を廃止、または変更している企業も少なくありません。そんな中でも今回は、注目の優待銘柄を3つご紹介いたします。

久富 有里加

執筆者:久富 有里加

資産運用ガイド

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3月は、多くの人気銘柄が株主優待の権利確定月として設定されています。ただ、コロナの影響で直近の株主優待を廃止、または変更している企業も少なくありません。そんな中、今回は最新情報も加味し、2022年3月の注目すべき優待銘柄を3つ、ご紹介いたします。
 

おすすめ優待銘柄1:優待内容改善! キッコーマン<2801>

  • 株価:9070円(2022年2月10日時点)
  • 配当利回り:0.50%
  • 1株あたり配当金:45円
  • 最低売買単位:100株
  • 最低購入金額:90万7000円
  • 権利確定月:3月末
100株で何がもらえる?
<継続保有期間>
1年以上:1000円相当の自社製品詰め合わせ
3年以上:2000円相当の自社製品詰め合わせ

株主優待として人気の食料品。日清食品ホールディングス<2897>やニップン<2001>なども3月が権利確定月となりますが、その中でも注目したいのがキッコーマン<2801>です。2022年1月に、優待内容の変更が発表されました。

これまでは保有株数が100株以上、継続保有期間が1年以上の株主に、1000円相当の自社グループ商品が贈呈されていました。2022年からは保有株数が100株以上~1000株未満で、継続保有期間が1年以上であれば1000円相当の自社グループ商品が、継続保有期間が3年以上であれば2000円相当の自社グループ商品が贈呈されることに。

※1000株以上の場合については同社HPでご確認ください。

長引くコロナ禍でも、着実に利益増が予想されるキッコーマン。配当優待利回りは低いものの、企業体制の手堅さと、優待の使い勝手の良さが魅力です。
 

おすすめ優待銘柄2:2022年から優待新設! ジーニー<6562>

  • 株価:767円(2022年2月10日時点)
  • 配当利回り:―%
  • 1株あたり配当金:―円
  • 最低売買単位:100株 ※優待は300株以上が対象
  • 最低購入金額:7万6700円
  • 権利確定月:3月末
300株で何がもらえる?
4000円相当(4000ポイント)の食品・家電製品・ギフト・旅行・体験など、2000点以上ある幅広い商品の中から好きなものと交換可(※)。

※400株以上についての詳しい優待内容は同社HPをご確認ください。

ジーニー<6562>はマザーズ銘柄で、インターネット広告関連事業を行うデジタルマーケティング企業。2022年2月10日に発表された決算では、22年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結経常利益は、前年同期比209倍の4.1億円に急拡大したと発表し、今後の成長も楽しみなところです。

同社の株主優待は、2022年3月からスタート。優待内容は加入銘柄も多くなってきた「プレミアム優待倶楽部」のポイントです。保有ポイントに応じて、優待品を選ぶことができる新しい仕組みで、優待版カタログギフトのようなもの。

優待品と交換する際には、同社以外でプレミアム優待倶楽部の株主優待を設定している企業のポイントと合算することも可能。優待は300株以上からが対象となり、株数に応じてもらえるポイントも増えていきます。
 

おすすめ優待銘柄3:今一度考えたい! ヤマダホールディングス<9831>

  • 株価:403円(2022年2月10日時点)
  • 配当利回り:4.46%
  • 1株あたり配当金:18円
  • 最低売買単位:100株
  • 最低購入金額:4万300円
  • 権利確定月:3月末、9月末
100株で何がもらえる?
1500円分の自社優待割引券

最後にご紹介するのは、家電販売大手ヤマダホールディングス<9831>。2022年2月3日に発表された22年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結経常利益は、前年同期比18.6%減の644億円で、通期計画の970億円に対する進捗率は66.4%にとどまっています。なかなか厳しい状況にありますが、もしこれから投資を……と考えるのであれば、この時が好機となるかもしれません。

優待は100株からで、3月末(500円分)と9月末(1000円分)を合わせて1500円分の自社優待割引券がもらえます(※)。約4万円で購入できるので、投資初心者にもデビューしやすい金額ですね。さらに今後も変わらず配当があれば、配当利回り4.46%と高配当です。優待・配当は変動があるので注視が必要ですが、家電販売だけに頼らず多角的経営で先を見据えて動いている印象もあり、今後に期待したいと考えています。※500株以上についての詳しい優待内容は、同社HPをご確認ください。

※株価データは、記事執筆時の2022年2月10日時点での数値になります。
※本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表すものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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