Q:厚生年金に加入できるのは何歳まで?
「できるだけ厚生年金には長く入ったほうが、将来もらえる年金が増えてお得と聞いています。何歳まで入れるんでしょうか? 会社員なら70代でも厚生年金に入れるの?」(55歳・会社員)厚生年金には何歳まで加入できる?
A:厚生年金には70歳になるまで加入できます
日本の社会保障制度のひとつに公的年金制度があります。公的年金制度は、1階部分の国民年金制度(国民年金)と2階部分の厚生年金制度(厚生年金)で成り立っています。国民年金には、自営業や無職、学生、専業主婦等が加入し、厚生年金には会社員・公務員等が加入します。国民年金の加入期間は、20歳から60歳に達するまでです。一方、厚生年金は20歳未満の人でも、会社等に就職すれば厚生年金に加入できます。たとえば18歳で会社に入社した場合、18歳から厚生年金に加入することになります。また、現在は60歳を超えても働き続ける人も多くなりましたが、厚生年金に加入できる上限の年齢は70歳未満と決まっています。
厚生年金は会社を退職すると脱退することになりますが、70歳以降も会社に勤務し続けている人については、70歳になったとき(正式には70歳の誕生日の前日)に自動的に脱退することになります。例外的に、70歳の時点で老齢年金を受ける資格となる加入期間10年を満たせていない場合は、満たせるまでの間、厚生年金保険に「任意加入」することができます。
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監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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