年金・老後のお金クリニック

年金手帳が廃止されたそうですが、捨ててしまってもいいの?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は年金手帳についての質問です。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は年金手帳についての質問です。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:年金手帳が廃止されると聞きましたが、捨ててもいいの?

「2022年4月に年金手帳が廃止されたということですが、捨ててしまってもいいんでしょうか?」(匿名希望)
年金手帳が廃止されたら、捨ててもいいの?

年金手帳が廃止されたら、捨ててもいいの?

A:捨てずに保管しておいた方がいいでしょう

過去の話になりますが、国民年金の被保険者(20歳)になると、国民年金手帳が交付されていました(2022年(令和4年)3月以前まで)。

この年金手帳が、現在では、発行されなくなりました。年金手帳は、1人に1つずつ付与される「基礎年金番号」を確認するために活用されています。ところが近年では、被保険者情報のシステム管理や、個人番号(マイナンバー)も導入されたことによって、手帳という形式で発行する必要性がなくなってきました。また、行政での手続きの簡素化や、利便性向上を推進するために、2022年4月から国民年金に加入する人(国民年金の被保険者となる人)には、年金手帳が発行されなくなったのです。

2022年4月以降に、国民年金に加入する人は、国民年金手帳の代わりに、「基礎年金番号通知書」を郵送で受け取ることになりました。

すでに年金手帳を持っている人は、年金手帳が廃止されたあとも、基礎年金番号は変わりませんので、基礎年金番号が書かれている年金手帳を捨てずにとっておいた方がいいでしょう。今後も年金手帳が基礎年金番号の証明書類として有効になります。

年金手帳をなくしてしまった場合は、年金手帳の代わりに、基礎番号通知書を送ってもらうことができます。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

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