今回は、All About編集部が実施したアンケート調査をもとに、「復活してほしいお菓子は何ですか?」の結果をランキングで紹介。新商品が店頭に並んでは消えるコンビニ・スーパー商品のライフサイクルを追い続ける筆者が解説します。
1位は2017年に東日本から姿を消した「カール」
まずは「復活してほしいお菓子は何ですか?」(複数回答)のアンケート結果からTOP3を発表します。復活してほしいお菓子ランキングTOP3
1位は149票で明治の「カール」でした。
・近しいものは売っているけど、カールに代わるものではない(宮城県 20代 女性)
・東日本で販売中止になってから大阪までカールを買いに行った(海外 30代 男性)
・袋を開けた時にプン!と香る独特のチーズのにおい。もう体験できない、食べられないかと思うと寂しい(愛知県 40代 女性)
CMキャラクターのカールおじさんでおなじみの、空気を多く含んだ軽い食感のコーンスナック。おやつに酒のおつまみにと老若男女問わず好まれましたが、明治製菓・明治乳業統合後の事業再編により西日本限定商品となりました。
どうしても食べたいとき、全国販売されていて代替品となりそうなのは、ファミリーマートの『か~るいチーズスナック』になりますでしょうか。ネーミングからしてカールを意識していますね。
2位は2016年に生産終了した「わたパチ」
2位は83票で明治の「わたパチ」でした。・ふわふわとパチパチ食感が面白いお菓子だから(長野県 20代 女性)
・一袋をひと口で食べたとき、とてもパチパチ聞こえてびっくりして泣いた記憶があります(京都府 20代 女性)
・子どもの頃友達と食べてお互いにパチパチという音の聞かせあいをしていた(熊本県 30代 女性)
口の中でパチパチ弾ける粒キャンディが入った綿菓子です。痛いくらいに口の中でキャンディが弾けるのが子どもにとってはスリリングなのでしょう。
かつて味の素ゼネラルフーヅ(現・味の素AGF)からも『ドンパッチ』という弾けるキャンディが販売されていましたので、このような玩具チックなお菓子は人気があるのでしょうね。
現在では明治グループの明治産業から『パチパチパニック』という弾けるキャンディが出ています。
3位は2019年まで愛された「超ひもQ」
3位は70票で明治の「超ひもQ」でした。・ひもQをあやとりみたいにして遊びながら食べていました(愛知県 20代 女性)
・弟と一緒にどっちが早く食べられるか早食い競争をした(千葉県 20代 女性)
・ひもQグミで縄跳びをやろうとしたことがあります。後で食べるのでどうにか地面につかないように頑張っていた(滋賀県 10代 男性)
長さ126cmと明治製品最長のグミキャンディです。製造設備の老朽化により2019年8月で販売を終了しました。
ネーミングどおり長いヒモ状なので、お菓子とはいえ子どもにとっては食玩(おもちゃ付きのお菓子)に近い商品なのでしょう。同じように遊べるグミとしては、明治グループの明治チューインガムがリング状でつなげて遊べるグミ『グミのわ』を製造販売しています。
『わたパチ』同様、完全に途絶えさせるには惜しい駄菓子なので、グループ企業で代替品を製造販売しているのだと思います。