水はタダではない
大阪市の水道料金がかなり目立って安い
最初に人口が多い全国主要都市の水道料金を調べてみました。水道局のホームページに単価表や早見表があり、使用量を設定して簡単に試算できるところもあります。下記の表は、前提条件を給水管の口径が20mm、2カ月の使用水量が40立方メートル(2~4人世帯程度の使用量)とした、全国11の主要都市2カ月間の水道料金です。 いずれも大都市ですが、大阪市が合計6776円と目立って安いです。計算間違いかと心配になりましたが、大阪市のホームページでも安いことをアピールしているので、安いのは間違いないようです。仙台市の1万2414円と比べると倍近い差があります。生活していく上で毎月必ず払うものなので、節約できる大阪市民がうらやましいです。東京都の23区は9768円と平均的です。都内では独自で水道事業を行っている昭島市が最も安い
次に都内の各自治体(島しょを除く)の水道料金を全部調べて比べてみました。前提条件は先ほどと同じ給水管の口径が20mm、2カ月の使用水量が40立方メートルの場合です。都内は基本的に東京都水道局が水道事業を行っていますが、昭島市、羽村市、武蔵野市、檜原村は独自で水道事業を行っています。都内で水道料金が最も安いのは独自に水道事業を行っている昭島市で、大阪市よりも安い6369円です。しかも深層地下水100%の水道水なのでおいしいようです。昭島市の次に安いのも独自に水道事業を行っている羽村市の7374円です。一方で水道料金が最も高いのは東久留米市の9900円、次が青梅市の9884円です。23区は3番目に高い9768円で、昭島市とは2カ月間で3399円の差になります。1年あたりにすると2万円強になるので小さい差とは言えないです。
水道料金は単価表で細かく決まっている
具体的な水道料金は2カ月に1度のお知らせや、口座振替された通帳で確認できますが、内訳まで確認する人はほとんどいないのではないでしょうか。各水道局のホームページをみれば下記のような単価表があるので、コスト意識を持つためにも一度確認しておくとよいです。参考までに東京23区と昭島市、東久留米市の単価表を載せておきます。上の表が水道料金、下の表が下水道料金で、23区と東久留米市の水道料金は同一です。基本料金は1カ月あたりで載せています。水道料金では、例えば50立方メートルのところをみると、23区等は202円、昭島市は135円となっています。基本料金や料金が0円の範囲にも差があります。
水道料金を節約する場合、お風呂やトイレで使う水量を減らす努力ももちろん大事ですが、水道料金が安い場所に住むのも有効的な方法です。もし住む場所を選べるなら、事前にこのような比較をしてみるとよいです。ただ、自治体によって料金が異なるのは水道料金だけではなく、健康保険料やゴミ袋代等も異なります。さらに子どもの医療費助成等の助成金も異なります。あまり気にし過ぎると疲れるので、何を気にするか焦点を絞った方がよいです。
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