係りの人が誘導してくれるので、初めて選挙に行く人も、安心して投票に行ってくださいね。

係りの人が誘導してくれるので、初めて選挙に行く人も、安心して投票に行ってくださいね。


衆議院議員選挙(衆院選)が2021年10月31日に行われることが決まりました。でも、そもそも衆議院選挙の投票の仕方・投票手順が、今ひとつよくわからない人も多いと思います。今回はそんな人のために基本から、わかりやすく説明します。
 

衆議院議員選挙、まずは日時・場所の通知から

衆院選は、投票日が知らされることから始まります。これを「公示」といいます。公示が行われると選挙に立候補する人は、立候補の届出をして、受理されたときから投票の前日まで選挙活動を行うことができます。

18歳以上であれば家に「選挙のお知らせ」はがきが届きます。届いたら自分の名前に間違いがないか、投票日時と投票所を確認しましょう。2021年の衆院選は10月31日、一部の地域を除いて午前7時から午後8時までです。場所は区役所や公民館、近所の学校などです。投票日時に投票所に行けるかどうかによって、投票日に投票するか、それとも期日前投票や不在者投票をするかを判断します。
 

「期日前投票」「不在者投票」とは?

「期日前投票」「不在者投票」というのは、投票日に投票所へ行くことができない人が、投票日よりも前に投票できる制度です。

期日前投票というのは、投票日に用事があって投票に行けない場合に、投票日より前の、公示日の翌日から投票日の前日までに投票するというものです。基本的な手続きは、選挙期日の投票所投票と同じ。期日前投票をするのに特別な手続きは特に必要ありません。

一方、不在者投票は、投票日に住民票のある地区に不在の場合、滞在先で投票したり、病院や老人ホームで投票したりする場合などに、あらかじめ申し込むことで投票ができるものです。そのほか、投票日には満18歳を迎えるものの、投票期日前に投票を行おうとする日に18歳に満たない場合も不在者投票となります。

不在者投票の手続きは、住民票がある地区の選挙管理委員会に、直接またはインターネットや郵便などで投票用紙、投票用封筒、不在者投票証明書を請求して、どこで投票したいかを伝えます。その後、送られてきた投票用紙を持って、投票日前日までに市区町村の選挙管理委員会に行って投票します。
 

投票当日の流れ

選挙期日に投票できる場合は、投票所の受付で係りの人に「選挙のお知らせ」はがきを渡します。名簿に名前が登録されているか確認されますが、「選挙のお知らせ」はがきがなくても大丈夫。免許証やマイナンバーカードなどで本人確認ができれば投票できます。確認がとれると、投票用紙を2枚渡されます。その後、渡された投票用紙を持って、少し奥にある記載場所に移動します。

投票用紙の記載場所は、自分が誰に投票したか、他人に知られないように仕切られています。日本の選挙は「秘密投票」です。秘密が守られてこそ、私たちは自由に投票することができるのですね。

記載場所の台には、鉛筆が置かれていて、正面には候補者の氏名、所属している党の一覧表が貼ってあります。投票用紙の記入に誤字脱字があったり、名前以外を書いたりした場合は、無効になることがあります。間違えないように一覧表に書かれた名前をよく確認しながら、投票用紙に記入しましょう。

2枚の投票用紙の1枚は「小選挙区制」といって、議員個人を選ぶものです。ご近所の代表者をひとり選ぶイメージですね。投票用紙のもう1枚は「比例代表制」といって、政党を選ぶものです。こちらは議員たちが所属しているグループを選ぶイメージです。各政党は当選させたい候補者を順位づけしたリストを用意しており、比例代表で獲得した投票数に応じて、リストの順位順に議員を当選させます。たくさん投票された政党ほど、たくさんの人を当選させられる仕組みです。

2枚の投票用紙の記入が完了したら、投票用紙を折って、2つの投票箱が置かれている場所まで移動して、それぞれの票を箱の中に入れます。これで投票完了です。
 

覚えなくても大丈夫、安心して投票へ

さて、衆議院選挙の投票の仕方・投票手順を具体的に紹介しました。もしかしたら、なんだか複雑そう、と思われる方もいるかもしれませんね。でも心配いりません。投票所に行けば、あとは係りの人が誘導してくれます。議員や政党の名前を暗記する必要もありませんし、筆記用具も不要です。貼られた一覧表を見ながら、用意されている鉛筆で記入するだけです。初めて選挙に行く人も、安心して投票に行ってくださいね。
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