元夫との離婚:極度のマザコンだった夫
元夫との離婚:極度のマザコンだった夫
Q:元夫さんと離婚した主な原因は何ですか?
離婚したのは、同居していた義両親からの干渉がひどく、かつ元夫のマザコンっぷりに耐えられなかったからです。
元夫とは20代のときにお見合いで結婚したのですが、仲人さんも、まさか義母&元夫がそんな関係だったとは知らなかったそうです。
結婚後はしばらく義母の仕打ちに耐えていましたが、精神的に疲れてしまって……。最後は家を飛び出すようにして実家に帰りました。
Q:義両親に対する悩み・不満は、どのようなものがありましたか?
同居していたので、日々モヤモヤの連続です。主に義母から、あれこれ指図されたり、理不尽な要求を突きつけられたりしました。
たとえば、家事は何から何まで細かく指示されました。野菜の切り方をちょっとアレンジすることすらNGです。私の着る服も毎日指定してきましたし、「頭皮が傷むから毎日髪を洗うのは禁止」という意味のわからないルールもありました。
それでも言い返すことができなかったのは、義母が家庭内で絶対的な存在だったからです。
それに、ちょっとでも命令に背いて、たとえば髪を2日連続で洗ってしまったりすると、すぐに気付いて厳しく注意されるんです。さらには、元夫に泣きながら「お前の嫁はどうかしている」と訴える始末で……。それが嫌で、ひたすら自分を殺していました。
最終的にはもう、何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなってしまったんです。「今私は立つべき?それとも座るべき?」と、そんなどうでもいいことですら悩むほど、精神的にまいってしまいました。
Q:ISさんが義両親とうまくいっていないことに対して、元夫さんの反応はいかがでしたか?
義母からの攻撃があまりにもひどいときは、多少なだめてくれることはありましたが、義母のふるまい自体にはまったく疑問を持っていないようでした。
元夫は「義母に対してよそよそしい態度を取っているから、あまり可愛がってもらえないのでは」と思っていたようで、「うちの両親のことは本当の両親だと思ってくれていい。もっと遠慮なく甘えて、打ち解ける努力をしたら?」と言われたこともあります。元夫の見ている義母の姿と私の見ている義母の姿はまるで違うんだなと、衝撃を受けました。
それからは、「何を言ったところで、彼は私の味方にはなってくれない」と悟り、元夫に義母のことを相談するのを避けるようになりました。
家の中に頼れる人は誰もおらず、ただただ命令に従い、家事に勤しむ毎日で、もはや住み込みの家政婦のような気分でした。
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ISさんはこのあと、夫との離婚を選択します。その後50代で元同僚男性と再婚するも、すぐに夫の不倫が発覚。別居を経て、最終的には夫婦関係の再構築を選び、現在は夫婦円満に過ごしています。
「別居してもなお、夫婦関係の再構築を選んだ理由」や「夫婦関係の再構築後の夜の営み」などについても、詳しくお話しいただいておりますので、ぜひご一読ください。
また「パートナーの不倫を乗り越え、夫婦関係を再構築した体験談集」もあわせてどうぞ。