よくある「財布一体型メモ」とは全く違うコンセプト

ミニマリスト財布01

ROLANDALE × abrAsus「ミニマリスト財布」1万5000円(税込)。イタリア・トスカーナ地方の牛革製。購入は※1より。

財布にメモが収納できるとか、メモ機能を内蔵した財布、逆に、メモ帳にポケットが付いている製品などは、いままでもいろいろありました。ただ、これまでは、メモを取るために現金やクレジットカードなどが入った、いわば個人情報の塊のようなものを、その度に取り出すのはどうなのかとか、どうせ別に筆記具を取り出すなら、財布じゃなくても構わないのではないかなど、便利なようで、今一つピンと来ない部分が多かったのです。

今回紹介する、ROLANDALE × abrAsusの「ミニマリスト財布」は、ちょっと違いました。この財布は、現代ホスト界の帝王とも呼ばれているローランド氏が提唱する「デジタルデトックス」という考え方の元に、薄い財布などでお馴染みのabrAsusが製作したもので、単に、財布にメモ機能があれば便利だよね、というだけの製品ではないのです。

このデジタルデトックスという考え方が面白いのは、デジタルを捨てようということではなく、一日の中で、少しデジタルから離れる時間を持とうという、とても現実的な提案だということです。その発想の元、ROLANDALE × abrAsusが発売した第一弾が、一定時間だけスマホから離れているための、タイマー式の鍵付きポーチ「タイムロックポーチ」。そして、第二弾が、この「ミニマリスト財布」なのです。
 

紙にメモすることでスマホから少しだけ離れる

ミニマリスト財布02

ミニマリスト財布を開いたところ。開くとメモパッドが現れて、そのままメモができ、ペンも内蔵されている。

なぜ、財布にメモ帳を内蔵するとデジタルデトックスになるのかというと、スマホでメモを取ろうとすると、ついでにSNSを見たり、メールの返信をしたりして、うっかり時間を使ってしまう薮蛇的な現象をどうにかしたいという発想なのだそうです。また、調べ物をしようとスマホを手にした途端に、LINEの通知などを見てしまって、「気がついたら何を調べたいのか忘れてしまうこと」も、身近にメモ環境があれば防げるのではという考えもあるようです。

そう考えた時に、手書きメモ環境の重要さと、外出時に最小限の持ち物で出かけたいという欲求の合わせ技としての、財布+メモという製品が生まれたのです。だから、重要なのは、メモしやすいことと筆記具も収納できること。そのメモ用紙の実装の方法と、筆記具も最初から内蔵して販売するというスタイルが、そのまま製品の特徴になっているのが、とても面白いと思うのです。
 

財布を開けば、そこにメモ環境が現れる

ミニマリスト財布03

革の下敷きの上でメモをしているような筆記感。立った状態でのメモも快適に行える。

こういうコンセプトの製品ですから、サッとメモが取れないと意味がありません。この財布は、なんと、財布を開くとそこがメモ用紙になっているのです。その下にボールペンが差し込まれているので、そのままペンを引き抜いてメモを取ることができます。メモ用の用紙を差し込んである部分はやや固い素材になっているので、立ったままでの筆記もスムーズ。

一言で言えば、折り畳み式のジョッターという感じのメモ環境なのです。個人的に気に入っているのは、メモ筆記時にカードケース以外の財布的な機能が見えないようになっていること。だからこそ、財布を開いているという状況を気にすることなく、メモを取ることができるわけです。

メモ用紙のサイズも、ちょうど名刺サイズでコレクト社の情報カード(名刺サイズ)が使えます。また、名刺の裏などにメッセージを書いて渡す時にも、ここに挟んで書くとスマートです。ボールペンはゼブラ製で、替え芯も簡単に入手できます。
 

スマホとミニマリスト財布だけで外出可能

ミニマリスト財布04

メモ部分の下にあるスリットに紙幣やレシートを挟む。

財布としての機能は、メモ部分の裏側の紙幣挟みと、5枚ほど収納できるカードケース、その裏側にあるファスナーポケットだけです。支払いはクレジットカードかスマートフォンによるキャッシュレス払いを基本にして、最小限の紙幣とレシート類、そして、コインと鍵をファスナーポケットに入れるという使い方が想定されています。

カードも、頻繁に取り出す5枚を厳選。その他のカードは別のカードケースに入れて持ち歩くという設定。つまり、この財布とスマホがあれば、それだけで出かけられるし、気がついたことがあれば、スマホではなく紙にメモすることで、スマホに時間を取られないと同時に、メモ自体が他の情報に埋もれることを防げるというわけです。
ミニマリスト財布05

カードケースの裏にあるファスナーポケットにコインと鍵を収納。スマホと財布だけ持って出かけられる。

この構造と割り切りは、キャッシュレス時代の持ち物としての財布の未来のひとつの形になっていると思います。しかも、デジタルにもアナログにも偏ることなく、両方の良い部分を、財布とスマホの組み合わせだけで実現しているのです。

確かに、割り切りすぎている部分もあるとは思うのですが、これは、ライフスタイル提案型の製品ですから、このくらい徹底している方が使っていて気持ちが良いと感じました。「ミニマリスト財布」という名前ですが、ミニマリスト用というよりも、財布の存在がミニマリスト的であり、ユーザー的には、コンパクトなオールインワンツールとして気軽に使えるようになっているのが、筆者の気に入っているところなのです。

参考
※1:「ミニマリスト財布」購入サイト(https://superclassic.jp/?pid=130701

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