ミョウガ、ゴーヤ、枝豆をおいしく保存する方法
野菜は収穫してから時間の経過とともに栄養価が落ちてきてしまうため、できる限り早く食べるにこしたことはないのですが、それでも数日は冷蔵庫の野菜室に入れておくご家庭が多いでしょう。しかしその存在を忘れてしまったりなどで、食べないうちに傷ませてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。農林水産省の「食品ロス統計調査」(2014年)によると、日本の世帯の食品ロスの内訳は約半分にあたる47%が「野菜類」となっています(※)。また、気温が高い夏はとくに食べ物が傷みやすい季節でもあります。
今回はこの季節に美味しい夏野菜からミョウガ、ゴーヤ、枝豆をおいしく保存する方法をご紹介します。
ゴーヤの野菜室での保存方法と冷凍保存方法
カットされていない丸ごとのゴーヤを買ってきたらポリ袋に入れて野菜室で保存します。食べるために1カ所でも包丁を入れたら、中のワタと種を取り出す必要があります。これはかぼちゃも同じですが、ワタのある野菜は包丁を入れてワタが空気に触れるようになると、そこから傷みはじめてしまうからです。 カットしたあとで食べる予定が数日先の場合は、冷凍保存するのがおすすめです。上の写真のように1/2にカットした状態でラップで包み、冷凍用のチャック付き保存袋に入れて冷凍室に入れるか、食べやすい大きさにカットしたものをチャック付き保存袋にいれて冷凍保存します。冷凍保存したゴーヤは1カ月を目安に食べきりましょう。
ミョウガの野菜室での保存方法と冷凍保存方法
ミョウガは買ってきたまま野菜室に入れておくと2~3日で傷みはじめてしまいます。そのため野菜室で保存する場合は、濡らしたキッチンペーパーでミョウガを包んでからチャック付きの保存袋に入れます。ミョウガを冷凍保存する場合は、1本ずつラップを密着させて包み、その上でチャック付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍します。ミョウガも冷凍保存したものは1カ月以内に食べきりましょう。
枝豆の野菜室での保存方法と冷凍保存方法
枝付きの枝豆を買ってきた場合、2~3日以内に食べるのであれば、そのままポリ袋に入れて野菜室で保存します。すぐに食べる予定がない場合は枝豆も冷凍保存がおすすめです。まずは枝からサヤを切り離し、塩もみをしてアク抜きをします。塩の分量は枝豆300gに対して大さじ1が目安です。塩もみをしたら5分間おきます。 塩もみをして5分経過したら、アクと塩を水で洗い流します。 水を切ったらキッチンペーパーなどで枝豆についている水気をしっかり拭き取ります。 水気を拭き取ったら、枝豆をチャック付きの保存袋に入れ中の空気をしっかり抜いて封をし冷凍室で保存します。 冷凍保存した枝豆も1カ月を目安に食べきりましょう。
今回ご紹介した方法で保存をするとおいしく栄養価も落ちづらい状態で保存をすることができます。せっかく買ってきた食材はおいしい状態でしっかり食べ切りたいですね。この夏はぜひお試しください。
【参考情報】