実は地味な手間が多い、夏の定番メニュー「素麺」
夏の定番メニュー素麺。「簡単にできるから」という理由で、素麺にすることが多いと思いますが、鍋やザル、器、薬味皿などの洗い物が多かったり、ゆでている途中で吹きこぼれてしまうとコンロを掃除しなくてはならなかったりと、何かと細かい作業があるのも素麺です。今回はそんな素麺の細かな作業を減らし、より簡単に作ることができる方法をまとめてみました。簡単な保存の仕方から、ゆでる際の手間を軽減するグッズ、和風のつゆとは違った味を楽しめる調味料などをご紹介します。
切り方にコツがある、素麺の袋を簡単に閉じる方法
素麺の袋は上部の短い編の部分にハサミを入れるマークがついているものがほとんどです。しかし上部を切ってしまうと、袋を留めるのにクリップでは高さの幅が足りず、テープで留めるのも何かと手間がかかってしまいます。 そこで袋のサイドを上から下にカットしましょう。袋の開いた部分を横から包み込むように畳むことができ、麺を束ねるようにして輪ゴムで簡単に留めることができます。またチャック付きの保存袋や密閉できる食品保存容器に入れておくのもおすすめです。
素麺をゆでるときの「吹きこぼれ」対策
素麺をゆでているときに気が抜けないのが「吹きこぼれ」。慌てて火を止め、一度吹きこぼれてしまうとコンロを拭くのも大変です。そこで便利なのが、100円ショップに売っている吹きこぼれ防止グッズ。この小皿のようなものを鍋底に入れてゆでるだけで、吹きこぼれを防げます。 またフライパンでゆでてしまえば吹きこぼれる心配もいりません。素麺を「電子レンジ」でゆでる
そもそも鍋を用意し火をつけてゆでるという行為が手間に感じるという声を聞いたこともあります。それでは電子レンジでできないか実験してみました。3COINSから発売されているパスタメーカーです。蓋、湯切りカゴ、本体の3つのパーツで構成されています(電子レンジで加熱するときは蓋は使いません)。 本来の発売元の使い方とは違うので、あくまで自己責任になりますが、このパスタメーカーを使って素麺をゆでてみました。
パスタの場合のゆで時間の目安として、100g600wの場合「鍋でゆでる時間にプラス6分」となっていますが、パスタよりも素麺はもともとの指定されているゆで時間が短いため、筆者の場合は、袋に記載されているゆで時間プラス7分でちょうど良い感じにゆでられました。 湯切りは湯切りカゴを持ち上げるだけ。少ない量の水でゆでているので小麦感が残っており、鍋でゆでたときよりも長めに水洗いする必要はありました。
素麺を食べた後の「洗い物」を減らしたい
素麺を食べたあとの洗い物を減らしたい場合は、深めのランチプレートがおすすめです。つゆも入り薬味も入れられるためランチプレート1つで済みます。「薬味」をいろいろ用意するのが面倒
薬味の準備を時短するには、乾燥したネギと海苔がセットになった「手抜薬味 ねぎ海苔」がおすすめです。素麺を簡単に「味変」できる調味料
素麺というと和風のつゆにつけていただくのが一般的ですが、最近は様々な調味料が発売されているため、手間をかけることなく味を変えて楽しむことができます。カルディの「麺にかけるだけ」シリーズや、エバラの「プチッとうどん」も素麺にかけるだけでおいしく味を変えることができます。 また近年流行りのレモンを前面に出したカルディの「瀬戸内レモンオリーブオイルつゆ」もゆでた麺にかけるだけで、今までの素麺とは全く違った味わいを楽しむことができます。
工夫するところがなさそうな素麺ですが、今回ご紹介したように調理や食器洗いを時短できるグッズや簡単に味を変えられるものなど、さまざまなアイテムがありますので、この夏はぜひお試しください。