バルミューダのスマートフォン事業参入、注目ポイントは

今回のバルミューダによるスマートフォン事業参入で注目なのは、そうした中国のメーカーに依頼するのではなく、製造パートナーとして日本メーカーである京セラが名乗りを上げていることだろう。

京セラは、au向けに「TORQUE」、アメリカ市場には警察官や消防官向けに堅牢性のあるスマートフォンを多数、製造、販売しているなど、品質、信頼性においては、世界的にもトップレベルのスマーフォトフォンメーカーといえる。
京セラの5G対応タフスマートフォン「TORQUE 5G」。左からイエロー、レッド、ブラック

京セラの5G対応タフスマートフォン「TORQUE 5G」。左からイエロー、レッド、ブラック

かつて、海外のODMに発注してスマートフォンを作ったものの、バッテリーの不具合を起こし、回収騒動に発展したメーカーもあった。

バルミューダにおいては、製造パートナーとして日本メーカーである京セラとタッグを組めたというのは、品質面において期待しても良さそうだ。

一方、京セラとしても、キャリア向けなどで定評はあるものの「ブランド力」に乏しいのが弱点であったりする。TORQUEはauユーザーのなかでもブランドとして定着しているが、一般的に京セラのスマートフォンで、すぐに思い出されるブランドはないに等しい。

ソニーといえばXperia、シャープはAQUOSといった幅広く認知されているブランドを、京セラは作ってこなかった。今回、バルミューダと組めたのは、「ブランド力のあるスマホを作れる」という京セラにとってもメリットがある話といえそうだ。

>次ページ「バルミューダに期待すること」