注目の7月優待銘柄!
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい7月優待銘柄をご紹介します。おすすめの7月優待銘柄その1:稲葉製作所<3421>
【業務内容】物置やオフィス家具などを製造しています。【単元株数】100株
【最低購入金額】14万6200円(2021年5月18日時点)
【権利確定月】1月末、7月末
【優待内容】
- 100株以上:図書カード1000円分(7月末)
- 300株以上:図書カード3000円分または地域特産品(7月末)
- 1000株以上:図書カード3000円分または地域特産品(7月末)および、図書カード1000円分(1月末)
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
- 勝率:85.71 %
- 勝ち数:18 回
- 負け数:3 回
- 引き分け数:0 回
- 平均損益(率):5.16 % 合計損益(率): 108.34 %
- 平均利益(率):6.09 % 合計利益(率): 109.56 %
- 平均損失(率):-0.41 % 合計損失(率): -1.22 %
- プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失):89.546
- 平均保持日数:52.62 日
検証結果を見てみると、勝率は85.71%、1トレードあたりの平均損益は5.16%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績といえるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。
7月優待銘柄その2:きんえい<9636>
【業務内容】映画館「アポロ」や複合商業ビル「ルシアス」等を運営しています。【単元株数】100株
【最低購入金額】30万4000円(2021年5月18日時点)
【権利確定月】7月末、1月末
【優待内容】株主招待券(各劇場共通招待券)
- 75株以上:1枚
- 150株以上:2枚
- 300株以上:4枚
- 450株以上:6枚
- 750株以上:10枚
- 1,050株以上:14枚
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが、売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
- 勝率:85.71 %
- 勝ち数:24回
- 負け数:4回
- 引き分け数:1回
- 平均損益(率):3.59 % 合計損益(率): 104.11 %
- 平均利益(率):4.62 % 合計利益(率): 110.81 %
- 平均損失(率):-1.67 % 合計損失(率): -6.70 %
- PF:16.545
- 平均保持日数:52.31 日
注目度の高い人気の銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価が上昇していく傾向がありますが、権利確定日直前にあわてて購入すると、高値掴みして不用意な損失を被ることもあるでしょう。先回りして、お得に優待銘柄を獲得しましょう。
なお、7月は優待銘柄の数が1年の中で最も少ない月の一つです。数が少ない分、優待狙いの投資家の買いも集まりやすく、権利確定日直前は株価が上昇しやすくなります。今のうちに7月優待銘柄を仕込んでみてはいかがでしょうか。
株の売買に際して、今回のように簡単な検証をすることで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すれば、きっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してみてくださいね。
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(このテーマでの検証は、【システムトレードの達人】を使っています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)