「Dispo(ディスポ)」はとにかくいっぱい撮るのがコツ

Dispo撮影編01

Dispoの撮影画面。縦でも横手も撮れるけれど。正しく反映してくれるとは限らない。ファインダーが小さいので、あまり細かく構図を気にしないで、何となく決めてどんどん撮ろう。

「Dispo(ディスポ)」は、SNS機能を搭載する前は、70年代のアメリカ映画のような発色とコントラストで撮れるトイカメラアプリでした。撮影した写真が朝9時まで見られないとか、加工ができないとか、そのあたりはSNSアプリになった今も変わりません。

前回記事はコチラ:エモい写真が撮れるSNSアプリ「Dispo(ディスポ)」って何? インスタとの違いは

撮影のコツといったところで、ファインダーは小さいし、撮った写真の確認もできないし、フィルターも選べない。露出補正もできないのですから、ざっと構図を決めてシャッターを押すだけです。

ズーム機能はあるので、構図決めの自由度はそれなりにあるのですが、ズームは単に撮影範囲を狭くしたり広くしたりしているだけなので、望遠にして撮ると当然、画質は荒れます。また、インカメラでも撮影できますが、解像度が低い分、やはり画像はザラッとした仕上がりになります。

ストロボも使えますが、iPhoneのカメラは暗さに強いので、すごく近い距離で使わなければ、仕上がりにあまり差がありません。ただ、写ルンです風に撮りたい場合、インカメラでストロボをオンにして80cmくらいの距離で撮ると、結構それっぽくなります。
 

失敗無しで雰囲気のある写真が簡単に撮れる

Dispo撮影編02

撮影した写真は、翌朝9時にライブラリに表示される。現像中の写真の枚数も表示される

Dispoの撮影機能に関しては、以上のことを頭に入れて撮れば、ほとんど失敗なく撮影できます。ここが、写ルンですやトイカメラと全く違うところです。

フィルムを使う写ルンですやトイカメラは、使ったことがある人は分かると思いますが、それはそれは失敗写真が沢山撮れてしまいます。または、特長のない普通の写真もたくさん撮れます。それっぽい味のある写真なんて、24枚とって数枚あればいいほうなのです。

Dispoの場合、使うのはiPhoneのカメラ機能だし、ユーザー側にできる設定は限られているので比較的失敗が少なく、しかも、それっぽい写真が簡単に撮れます。なので、写真の仕上がり具合はカメラに任せて、私たちは何をどう撮るかに集中できます。

撮った後の確認も加工もできないので、撮影にかかる時間は一瞬です。「これは」と思ったら、どんどんシャッターを切りましょう。それが、Dispoで面白い写真を撮るための最大のコツです。
 

Dispoの本領は写真による大喜利にある

Dispo撮影編03

私が参加している「reflect on」というロールの画面。日付ごとに上げられた写真がサムネイル表示される。タップで拡大表示

しかし、Dispoはただ写真を撮るだけのアプリではありません。ロールを作ったり、ロールに参加して、そのロールのテーマに沿った写真を撮って、ロールに上げて、みんなに見てもらうことでDispoという撮影環境の中で遊ぶアプリなのです。

重要なのは、ロールが提示するテーマに対して、どういう写真を撮るかということです。これは、上手く撮る必要はないということです。その代わり、テーマの捉え方や構図、色の組み合わせなどのセンスが問われることになります。

つまり、これは写真による大喜利みたいなものなのです。だから、自分でロールを作る時も、人のロールに参加する時も、「そのテーマの写真を自分はたくさん撮れそうか」という判断が必要になります。
Dispo撮影編04

Dispoで撮った「空」の写真の例。Dispoの中に他のアプリで撮った写真は持ち込めないが、Dispoで撮った写真は、このように書き出せる

また、写真を撮ったり、人の写真を見たりして楽しむアプリなので、テーマもある程度の汎用性が大事になります。ここがインスタグラムとの一番の違いでしょう。

例えば、インスタだと、「××さんと会いました」といったキャプション付きの写真は普通にありますが、Dispoだと、キャプションも無ければ誰が撮っているのかも見る側はあまり意識しないので、「誰?」となるだけですし、そういう写真を上げるためのロールはテーマも個人的になってしまいます。

それよりも、例えば「Sky」のような一般的なテーマがあって、誰もが毎日何枚も撮れて、撮る場所によって表情が変わる題材のほうが、面白い写真が集まりやすい傾向にあります。
 

大喜利だから、テーマ設定がかなり重要

Dispo撮影編05

「reflect on」のロールに上げた写真の例。水たまりに傘が映っているところ。ただ下向いて撮っただけだけど、雰囲気がでるのがDispoだ

とはいえ、ありきたりのテーマだと同じようなロールがたくさんあるので、自分が呼びたいと思う人が、既に別の似たロールに参加している可能性も高くなります。なので、世界中で撮影できて、センスが出やすいテーマを考える必要が出てきます。それがまたDispoの面白さのひとつなのです。

例えば、私が作った「reflect on」――反射をテーマにしたロールの場合、反射しているものなら何でもいいわけで、水に映る風景とか、ショーウィンドウに映る車とか、カーブミラーがある風景とか、雨に濡れた道にヘッドライトが反射しているところとか、コーヒーカップの中のコーヒーに映っている電球とか、そんな様々な写真が集まってきます。

人の写真を見て「おお、そう来たか!」と感心して、「じゃ、私はこう撮る」みたいに刺激されて撮るのが、Dispoの撮影のコツだし、楽しいところです。それは俳句にも似ています。説明しすぎているとつまらないし、ひねりすぎても分かりにくい、そのバランスを考えながらシャッターを切る。明日の仕上がりを楽しみに待つ楽しさは、他では味わえません。
 

一つのテーマを様々な角度で撮るのが楽しい

Dispo撮影編06

Dispoで撮った「階段」。縦で撮ったつもりが横で仕上がってきたが、こういうことがDispoではよくあるから、気にしても仕方がない。それもまた味と思えるかどうかが、Dispoを楽しめるかどうかの決め手になるかも

もちろん、これは私が参加しているロールで頻繁に見られる傾向で、他のロールではまた違った形で写真が集まっています。ただ、たくさんの写真が上がっているロールが、やはり面白いのです。

「1日の最後に1枚」とか、「今日の私」的なテーマは参加者が少ない傾向にあるようです。とはいえ、ひとつのロールには最大69人しか参加できませんから、参加者の数はあまり関係ありません。参加者は少ないけれど、面白い写真がたくさん上がっているロールもいくらでもあります。

だから、Dispoで遊ぼうと思う人は、まず、テーマに沿った写真をどんどん撮ることから始めるのが、やはり一番の近道なのです。そして、例えば「階段」というロールが面白いと思ったら、街で見掛ける階段を、どう撮ると面白い風景になるのか、人をビックリさせたり、カッコいいと思わせられるのかを考えながら、どんどん撮るのです。

シャッター音がしないので、周りを気にせず、どんどん撮れるのもDispoの良いところ。あとは、アプリのほうで勝手に雰囲気のある感じに仕上げてくれるので、仕上がりを楽しみにしつつ、頭の中にイメージを描きながら、シャッターを切り続けるのです。そうすると1日200枚くらい、あっという間に撮ってしまいますよ。

ロールへの参加の仕方やコミュニケーションについては、次回「Dispoワールドを楽しむ」で解説します。

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