子育て中でも1000万円以上貯めるには?

子育て世帯は子どもの成長に伴って支出が増えるうえに、教育費・住宅取得・老後のお金の三大資金の準備も必要となり、なにかと物入りです。そのような子育て中でも、1000万円以上を貯めることができる人は、どのような工夫を凝らしているのでしょうか?

オールアバウトでは「小学生以下のお子さんのいる世帯を対象に「子育てのお金に関するアンケート」調査を実施しました(2020年12月実施。子育て世帯の約300人が回答)。アンケート結果から、子育て中でも1000万円以上貯めている世帯の家計管理テクニックをまとめてみると、大きく4つに分けることができました。
 
  1. 食費や子どもにかかる費用を上手に節約
  2. 習い事の見直しや低コストで学べるよう工夫する
  3. 家計管理の徹底
  4. 子どものおもちゃやおやつ、お小遣いの与え方を工夫

みなさんから寄せられた多くの成功体験、ぜひ参考にしてください! それでは、それぞれの詳細を見ていきましょう。
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家計簿をつける女性
 

1. 食費や子どもにかかる費用を上手に節約

「子どもには可愛い服を着せたい!」「おもちゃや絵本をできるだけ与えたい」「子どもの成長とともに食費が増えて大変」といった悩みはつきません。1000万円以上貯めている人は、次のような工夫を凝らしているようです。
 
  • 子どものおもちゃなどはメルカリで買ったり、売ったりしている。
  • 子どもの服は福袋でまとめ買いする。
  • 本は図書館を利用する。
  • おさがりをフル活用! 近所のバザーなどで育児グッズをもらったりもしている。 

おさがりやメルカリ、図書館などを上手に活用しているご家庭が非常に多いことがわかりました。また、子どもの衣類は使用期間が短く、おもちゃや絵本も興味の移り変わりが早いので、あまりお金をかけないように心がけているようです。

次に、世帯年収別に毎月の食費にいくらかけているか見てみましょう。
 
世帯収入と毎月の食費

世帯収入と毎月の食費


子どもの人数にもよりますが、だいたい毎月の食費は4万~6万円に収めている家庭が多いですね。1000万円以上貯めている人が、食費の節約のために心がけているのは、「なるべく外食を減らす」こと。外食の予定がある時は「必ず金券ショップで利用できる飲食店の食事券を探すようにしている」という声もありました。また、優待銘柄で良い物をお得に手に入れるといった、やりくり上級者の方も。
 

2. 習い事の見直しや低コストで学べるよう工夫する

次に、1000万円以上貯蓄ができる人が、子どもの習い事で工夫していることをご紹介します。
 
  • 兄弟・姉妹割がある習い事に通う
  • タブレットで通信教育をやっている。親にメール連絡もあるので学習状況を把握でき、夏休みの特別受講金の支払いなど、臨時出費がないので家計に余裕がでる。
  • 市販のワークを使い倒す。私から抜き打ち漢字クイズ、九九クイズなどを、夫から科学クイズを出題する等、夫婦で子どもの教育に積極的に関わる。習い事は子どもが興味を失くしたら即退会。無駄な時間とお金を浪費しない。
  • 教えられること、経験できることは、親も用意する(よそに習いにいかない)。 
習い事に関しては、その内容や金額など費用対効果をよく吟味しており、家族でできることも大切にしていることがうかがえます。

その他にも「無理に無駄な習い事をさせるより、今後やりたいことができたときに、何かをさせる方がよい」「現在はコロナで難しいですが、以前は家族で毎年海外旅行をし、さまざまな経験をさせていました」といった声も。

「百聞は一見に如かず」ということわざのように、「経験」にお金を使うことに重きを置いているご意見もあり、各家庭のお金の哲学が垣間見えます。
 

3. 家計管理の徹底

子育て中でも1000万円貯蓄ができる人は、「先取り貯金」や「子どものお祝い金などは別口座に入れて貯蓄する」など、確実に貯まる仕組みを作っているのが特徴です。

■貯蓄上手が実践している貯めワザ 
  • なるべく夫の収入で生活し、私の収入の半分は貯蓄に回している。
  • 児童手当は別口座で全額貯める。ある程度貯まったら利息のよい定期預金に入れる。
  • 家計のメイン口座の支出管理に目を光らせ、余剰金を職場の社内預金に回して、余計な支出の誘惑に負けないようにしている。
また、「ライフプランを作成する」「アプリで家計管理をする」など、家計の見える化を徹底しています。見える化することで必要なものしか買わなくなり、節約にもつながっているようです。

さらに、国の制度を上手に活用しながら資産運用にもチャレンジしています。
  • マイナンバーカードを家族分つくり、マイナポイントをもらう。
  • ジュニアNISAで運用する。
  • iDeCoやふるさと納税を活用して節税する。
  • 長期運用でインデックス投資をする。
子育て中でも1000万円貯められる人は、子どものお金や教育費、貯蓄を生活費に使ってしまわない工夫や、自己管理がしっかりできていることが特徴です。さらに、マイナポイントやふるさと納税、ジュニアNISA、iDeCoなどのややこしいお金の制度もしっかり活用しています。
 

4. 子どものお小遣いやおやつ、おもちゃの与え方を工夫

最後に、1000万円貯蓄できる人が、普段の生活や子育てにも取り入れている貯まるテクニックを紹介します。
 
  • お手伝いポイント制度を導入している。お手伝いをする対価としてお小遣いをもらうことで達成感やお金の価値観が身に付き、何でも欲しがることがなくなった。
  • おやつにチョコレートや炭酸飲料を与えないようにしている。虫歯になるリスクが低くなり、歯科に行かなくてすむ。
  • 公共施設をよく利用していたことで子どもたちが本好き、生き物好きになり、お金をかけなくても充実した生活を送っている。
  • 何もかも節約するのではなく、メリハリをつける。頻繁におもちゃは買わないが、子どもが習い事やお手伝いを頑張ったときに、ご褒美として買っている。
  • 親が無駄だと思っても、その子にとっては価値のある物ならお金を使い、どちらでもよい物であれば買わない等、一緒に購入するかを考えるようにしている。
お小遣いやおやつ、おもちゃの与え方は家庭によってさまざまですが、与えること、我慢させることだけが愛情ではないため、そのバランス感覚が子育てでは大変難しいものです。しかし、どの家庭も、子どもの成長や家計とのバランスを上手にとりながら、愛情を持って取り組んでいることがわかります。

今回は、子育て中でも1000万円以上の貯蓄ができている世帯のコメントにフォーカスしてみましたが、一言でいうとどのご家庭も「金融リテラシーが高い!」というのが特徴でした。

子育て中だからこそ、家計としっかり向き合い、つい無駄遣いしそうな食費や子どもにかかる費用は工夫を凝らし、確実に貯まるようにお金を守る。そのうえで、習い事や教育費を生きたお金とするには、どうするか真剣に考える。子育てにも親の金銭哲学や深い愛情が感じられました。これらの知恵と工夫をぜひマネして、貯蓄1000万円を目指しましょう!


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