面倒でもやったほうがいい! カビを防ぐために洗濯機の定期的な掃除
身につける衣類を綺麗にするための洗濯機。それだけに、洗濯機というのは汚れたものが入る場所であり、水を使うので湿度も高く、家の中でもカビが生えやすい場所の一つです。ひと昔前の洗濯槽に比べれば防カビ仕様をうたっている商品も多くなりましたが、それでもメンテナンスをしていないと洗濯槽の裏はカビや汚れがこびりついた状態になっています。衣類を洗濯する場所だからこそ、洗濯機はいつでも清潔な状態にしておきたいものです。今回は洗濯機を清潔に保つ方法をご紹介します。
洗濯機用洗剤での洗浄を定期的にやる
まず必要なのが、洗濯機用洗剤での定期的な掃除です。最低でも1カ月に1回。今までやっていなかったのであれば、暫くは2~3週間に1度のペースでやることをおすすめします。塩素系漂白剤のハイターなどでも可能ですが、100円ショップでも専用洗剤が売っています。洗濯機用洗剤によって使い方の多少の差はありますが、おおむね、お湯と洗剤を入れて「洗濯」を1回する→その後、6時間ほど放置する→「洗濯」「すすぎ」「脱水」を1コースするという流れになっています。
肝心なのは、数時間放置したあとの「洗濯」での回転です。放置している間に洗濯槽裏にこびりついた汚れが浮いてきており、これを剥がしとる役割があるので、しっかりと回転させる必要があります。 数時間おいたあと、「洗濯」をしたら一度止め、そこで浮いている汚れをお風呂の湯垢とりネットなどを使って取り除き、その後に「すすぎ」「脱水」をするとよいでしょう。
洗濯槽の細かい溝の汚れも取る
くず取りネットが取り外せる部品は取り外します。意外とここもカビの温床です。細かい溝は歯ブラシなどを使って汚れを綺麗に落としましょう。破れたくず取りネットは取り替える
長年使っていると、くず取りネットも破れてきてしまいます。破れたままにしておくと汚れが行き来してしまいますので、少しでも破れてきたら交換が必要です。100円ショップでも交換用のネットを買うことができます。使ったあとは蓋を開けて乾燥させる
乾燥機能がついていない、またはついていても使わない場合は、洗濯が終わったあとは洗濯槽の蓋を数時間開けておき、中を乾燥させる必要があります。これをやるか否かで洗濯機内部の湿度が変わり、カビの発生率に大きく影響します。脱いだ衣類を洗濯機の中に溜めこまない
脱いだ衣類を洗濯の日まで、洗濯機に入れておくのもおすすめできません。脱いだばかりの衣類は湿っている上、汚れもついています。湿った状態のままの衣類を風通しの悪い洗濯槽の中に入れておくと、衣類の雑菌が繁殖しますし、洗濯槽にとってもカビの原因の一つになりかねません。正しい掃除をすれば、洗濯槽もカビ知らずで使うことができます。少し面倒かなと思っても、慣れてしまえばたいした作業ではありませんので、是非お試しください。