より自由度と完成度の高い作品づくり
「作成」のメニューからは、アルバムや、グリーティングカード、CD/DVDジャケットやラベルなど、プリントして楽しむ作品と、スライドショー、フォトギャラリーなどWebやメールなどで他の人と共有して楽しむなど、11のメニューから選べます。
そして今回、作品づくりの方法が一新しました。テーマ別にあらかじめさまざまなレイアウトが用意されていますが、今回は写真編集モードでより自由なカスタマイズが可能となっています。複数ページにわたるドキュメントを作り、保存しておけば、背景を好きな画像と入れ替えたり、写真の位置や大きさを変えたり、テキストのフォントや色なども自在に変化させるなど、納得できる作品に仕上げることができます。
フォトブックやアルバムページには、写真をより楽しく見せるデザインが多数用意されています。さらにスタイルに細かい変化を加えたり、写真の位置や大きさなども自在に調整できます。 |
Flashを使ったインタラクティブなフォトギャラリーも、写真とスタイルを選ぶだけ。その場でブラウザのプレビューをして、無料で利用できるPhotoshop Showcaseでオンライン公開の設定も簡単にできます。もちろんFTPで自分のサイトにアップロードすることも可能です。
ページをドラッグすると、まるで実際にページをめくっているかのような動きをするフォトギャラリー。サンプルはこちらです。 |
連続スナップでパラパラ漫画!
とにかく楽しい新機能としてイチオシなのが、「フリップブック」です。デジカメの連写機能を使って撮った写真や、ぬいぐるみなどを1コマずつ少しずつ移動させながら撮影した写真を選択して「フリップブック」を選ぶだけで、クレイアニメーションのように楽しい動きのあるパラパラ漫画風のムービーができあがります。
コマの切り替わる速度を調整したり、再生順序を逆回しすることもできます。
できあがったアニメーションは、目的別に7種類のムービーサイズから選び、wmv形式で書き出すことができます。
アニメーションを作ってみたいと考えている方にとっては、とても手軽に、作って楽しめる方法だと思います。 |
このようなパラパラ漫画のような動きをするwmv形式のムービーができあがります。wmv形式のサンプルはこちらです。 |
ご紹介しましたように、Adobe Photoshop Elements 5.0は、画像調整も、作品づくりにも、実用的な機能が充実しているという印象です。
写真に動きが感じられる操作性と、ダイナミックな作品づくりに活用できるというのが、大きな特徴に感じられます。
またビデオ編集ソフトのAdobe Premiere Elements 3.0とあわせてて使うと、より楽しい作品ができるようになっていますので、次回はそのユニークな使い方についてもご紹介したいと思います。
製品概要
Adobe Photoshop Elements 5.0(Windows版)必要システム構成
- インテル Pentium 4、または Centrino クラスのプロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ(1.3GHz 以上を推奨)
- Microsoft Windows XP Home、Professional Edition 日本語版、または Media Center Edition 日本語版(Service Pack 2)
- 256MB 以上の RAM(512MB 以上を推奨)
- 1.5 GB 以上の空き容量のあるハードディスク
- 16bit 以上のカラー表示が可能なディスプレイ、ビデオカード
- 1024x768 以上の画面解像度
- Microsoft DirectX 9 対応のディスプレイドライバ
- CD-ROM ドライブ
発売予定日:2006年11月上旬
アドビストア提供価格(送料別)
- 通常版:14,490円(本体価格 13,800円)
- 通常版ダウンロード価格:9,600円
- 乗換え/アップグレード版:10,290円(本体価格 9,800円)
- 乗換え/アップブレード版 ダウンロード価格:6,600円
- アカデミック版:7.140円(本体価格 6,800円)
参考・関連サイト
Adobe Photoshop Elements 5.0(Windows版)
Adobe Premiere Elements 3.0(Windows版)