家族なら何でも許される?

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「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、家族間であっても、お互いに気遣いは大切なもの。たとえ親しい間柄であっても言ってはいけない言葉というのがあります。それを言うと、親子とは言え、関係が悪くなってしまうことも多いでしょう。例えば、どんなものがあるでしょうか。

 

言ってはいけない言葉1:親「早く結婚しなさい」「早く孫の顔が見たい」

親は子供の幸せを願うもの。だからこそ、心配して、「早く結婚しなさい」「早く孫の顔が見たい」ということを言ってしまうこともあるでしょう。

でも、親と子供の「幸せの価値観」が同じであるとは限りません。また、子供には“子供の人生”があるのだから、親は“自分にとって、理想の子供の人生”を押し付けるのではなく、ただただ子供幸せを願うことが大切。それが“本当の愛情”です。

だから、子供のほうから相談してくることがなければ、あれこれ言わないで、見守ることが大事なのです。

また、結婚や子供を作るというのは、“人知を超えたもの”でもあります。それは本人が望んでいても叶わないことも時としてあります。子供が結婚や我が子を望んでいるけど、なかなかうまくいかなくて悩んでいるときに、追い打ちをかけるように「結婚はしないの?」「子供はまだ?」なんてことを言ってしまうと、子供の心を苦しめてしまうでしょう。

親は「心配すること」が愛情だと思いがちですが、本当の愛情は、どんな状況でも、自分の子供には幸せになる力があるのだと「信じて見守る」ことなんですよね。

 

言ってはいけない言葉2:子供「老けたね」

 “「老い」に対する恐れ”は、誰もが抱くものです。個人差はありますが、高齢者になると、去年はできたことができなくなってくることもあり、そんな自分に落ち込んでしまうこともあるものです。

老いるのは自然のことであり、止めることは難しいものなので、そんな“自分ではどうすることもできない、気にしていること”に対して、ズケズケとものを言うのは、デリカシーがありません。

それよりも、「元気だね」「肌ツヤがいいね」と褒めてあげたほうが、相手も喜ぶし、その言葉でより元気になることもあるもの。どうせなら、相手が嬉しくなるような言葉をかけてあげたいものですね。

 

言ってはいけない言葉3:親「産まなければよかった」「子供なんて作らなければよかった」

これは、絶対に言ってはいけない言葉です。どんなに激しい喧嘩の最中であっても、です。子供の存在を全否定する言葉だからです。

そもそも親が「子供なんて作らなければよかった」なんていうのは、責任転嫁です。どんな状況であれ、産むかどうかの選択をするタイミングは必ずあったはず。それでも「産む」ことを選択したのであれば、それに対してたとえ後悔をしようが、子供に言うことではありません。自分でやったことは、自分で責任を取るしかないのです。

また、“理想通りの子供”ではないから、「産まなければよかった」なんて思う人は、親の覚悟ができていないまま産んだということ。それは、“理想通りではない子供”が悪いのではなく、「自分が親として未熟であること」のほうが問題です。

子供を変えようとするのではなく、自分自身が、“ありのままの相手”を受け止め、子供の可能性を広げてあげられるような人でありたいものですね。

 

言ってはいけない言葉4:子供「生まれてこなければよかった」

基本、我が子にこんなことを言われて傷つかない親は、まずいません。大切な子供が、生きていることに疑問を感じていたら、自分のことのように苦しむ親は少なくありません。

どんな親も、子供が生まれて初めて親になるものなので、分からないことがあったり、戸惑ったりすることも多いもの。そんななか、試行錯誤しながら、一生懸命、子育てをしているのに、こんなことを言われてしまったら、「自分は、何のためにがんばっているのだろう?」と思ってしまうものでしょう。

それに、ちょっとスピリチュアルな話になりますが、実は「自分が希望して、この世界に生まれてきた」と言われています。つまり、自分がこの世界に生まれてくる前に、クリアしたい“人生のテーマ”を持って、「いつ生まれるのか」「国籍」「性別」「親」などを決めているそうなのです。

だから、その記憶がないにしても、さきほどの「言ってはいけない言葉3:親『産まなければよかった』」と同様、これを親に言うのは、ある意味“責任転嫁”なのです(苦笑)。自分で決めたのだから!

たとえ、自分の親が“残念な人”であったとしても、大人になったら、幸せになるのも、ならないのも“自分次第”です。だから、自分で“幸せになる力”を身につけて、「生まれてきてよかった」と思えるようになりたいものですね。

 

親子が喧嘩をする一番の原因は?

親子が喧嘩をする一番の原因は、お互いが「普通の親」「普通の子供」を求めるから、というのも多いもの。でも、そんなものは、どこにも存在しないのかもしれません。どの家庭にも、少なからず問題はあるものですしね。

だから、「普通の親」「普通の子供」を求めるのではなく、自分自身が「Only One(オンリーワン)の親」「Only One(オンリーワン)の子供」とうまくやっていく対応力をもって、上手に付き合っていくしかないのかもしれません。

人は、血が繋がっていることに甘えがち。でも、親子であっても、関係が壊れるときは壊れます。だから、「相手は、自分とは別の人間なのだ」ということを認識して、時に言葉には気を付けて、上手に付き合っていきたいものですね。
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