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「ahamo」で激変、携帯大手3社の料金プランの行方を占う(3ページ目)

NTTドコモが月額2980円で20GBの新料金プラン「ahamo」を発表して以降、携帯大手3社の料金プランの見直しが急速に進んでいるようです。ahamo以降に発表された各社の料金プランを整理し、その狙いと今後を確認してみましょう。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

従来通りの料金プランが“炎上”、KDDIはどう挽回する?

KDDIはまだahamo対抗策を打ち出していませんが、2020年12月11日にauブランドの新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」を提供しています。これはスマートフォン上でのデータ通信が使い放題となる「データMAX 5G」に、アマゾン・ドット・コムの有料サービス「Amazonプライム」と映像配信の「TELASA」をセットにしたプランなのですが、色々な意味で注目を集めたのが料金の仕組みです。
携帯料金

KDDIがauブランドで2020年12月に提供を開始した「データMAX 5G with Amazonプライム」。KDDIが力を入れるコンテンツと料金をセットにしたプランの1つで、ある意味従来通りの内容でもあった

このプランは月額9350円ですが、そこに「家族割プラス」と「auスマートバリュー」、そして6カ月限定の「スマホ応援割III」と12カ月限定の「5Gスタート割」を全て最大限適用することで、6カ月間だけ月額3760円で利用できるという非常に複雑な仕組みです。それゆえこのプランの発表時には、ahamoと比べ内容が複雑であることに加え、KDDIが割引前の料金を積極的に公表しなかったことが不誠実だと捉えられ、SNSで炎上する事態を招いてしまったのです。

・2021年1月には新たな料金施策を発表する見込み
携帯料金

料金プランの発表時に複雑な割引を全て適用した後の価格しか紹介せず、元の高額な料金に触れなかったことがahamoと比べ不誠実に映り、SNSで炎上する事態となったようだ

発表が偶然ahamoの後になってしまったというタイミングの悪さはありますが、従来一般的なものとされてきた複雑な割引の仕組みにそれだけ大きな批判が集まったことを考えると、いかにahamoが大きなインパクトを与えたかが分かるのではないでしょうか。

KDDIはahamo対抗策を含め、新たな料金施策を2021年1月に発表すると見られていますが、先の料金プラン発表で猛烈な批判を浴び信用を落としてしまっている以上、何らかの挽回策が求められるのは確かです。その内容によっては他社も一層の値下げを迫られる可能性があるだけに、携帯電話料金からはしばらく目が離せない時期が続きそうです。

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