従来通りの料金プランが“炎上”、KDDIはどう挽回する?
KDDIはまだahamo対抗策を打ち出していませんが、2020年12月11日にauブランドの新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」を提供しています。これはスマートフォン上でのデータ通信が使い放題となる「データMAX 5G」に、アマゾン・ドット・コムの有料サービス「Amazonプライム」と映像配信の「TELASA」をセットにしたプランなのですが、色々な意味で注目を集めたのが料金の仕組みです。KDDIがauブランドで2020年12月に提供を開始した「データMAX 5G with Amazonプライム」。KDDIが力を入れるコンテンツと料金をセットにしたプランの1つで、ある意味従来通りの内容でもあった
・2021年1月には新たな料金施策を発表する見込み 発表が偶然ahamoの後になってしまったというタイミングの悪さはありますが、従来一般的なものとされてきた複雑な割引の仕組みにそれだけ大きな批判が集まったことを考えると、いかにahamoが大きなインパクトを与えたかが分かるのではないでしょうか。
KDDIはahamo対抗策を含め、新たな料金施策を2021年1月に発表すると見られていますが、先の料金プラン発表で猛烈な批判を浴び信用を落としてしまっている以上、何らかの挽回策が求められるのは確かです。その内容によっては他社も一層の値下げを迫られる可能性があるだけに、携帯電話料金からはしばらく目が離せない時期が続きそうです。
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