大掃除でも活用したい! オキシ漬けに使うオキシクリーンとは?
近年SNSでも賑わっている「オキシ漬け」とは、アメリカ生まれの酸素系漂白剤である「オキシクリーン」を使って漬けおき洗いをすることをいいます。オキシクリーンはコストコなどで販売されていたことから注目を集め、今は大手雑貨店やドラッグストアなどでも販売されています。当初、アメリカ版は界面活性剤が入っていて、日本版は界面活性剤を使っていないという区別もいわれていましたが、現在は日本の公式販売店で販売されているものも界面活性剤不使用の「オキシクリーン」と界面活性剤使用の「オキシクリーンEX」として販売されています。
お湯とオキシクリーンを混ぜた中に漬けおきをすると、さまざまな汚れが落ちることから「オキシ漬け」が話題となり、SNSでも頻繁に投稿されるようになりました。今回はそんなオキシ漬けのやりかたをご紹介します。
オキシ漬けのやりかた基本
基本的なオキシ漬けのやりかたです。・オキシ漬けに使う量 付属のスプーン1杯約28g(スプーンのサイズが違うものものあります)を40~60度のお湯約4Lに入れ、棒などでかき混ぜてから漬けおきをします。
・オキシ漬けに使えないもの
日本の公式サイトに「オキシクリーンが使えないもの」として、水洗いできないもの、ウール、革製品、シルク、金属全般などが挙げられています。金属製品は変色の可能性があるため、できればオキシ漬けをするときもプラスチック製の容器などを使うことをおすすめします。
金属製の桶しかない場合は、ゴミ袋やレジ袋を桶に被せて使うとよいでしょう。
ここからは実際に家庭でできるオキシ漬けの方法です。
衣類の漂白にオキシ漬け
酸素系漂白剤なので、色柄ものの漂白にも使えるオキシクリーン。バケツやたらいなどにオキシクリーンとお湯を入れてかき混ぜてから、漂白したい衣類を1時間ほど漬けこみます。その後はこのまま洗濯機に入れて洗濯を。通常の洗濯のときに、洗濯機に洗剤と一緒にオキシクリーンを入れて使うのもおすすめです。食器の漂白や汚れ落としにオキシ漬け
食器や細かい穴や溝がある水筒の蓋なども、30分前後のオキシ漬けで簡単に綺麗にすることができます。汚れがこびりついた洗面台をオキシ漬け
こちらは仕事で伺ったお宅でオキシ漬けをさせてもらった画像です。屋外にある洗面台で、長年の汚れがこびりついていたため、何の汚れかも分からない状態でした。1時間ほど「オキシ漬け」したところ、右下の画像のように汚れが浮いた状態になり、あとは軽くスポンジで拭くだけで綺麗になりました。お風呂場でのオキシ漬け
浴槽の蓋や洗面器などの小物も、浴槽を使ってオキシ漬けできます。浴槽の蓋は浮かんでしまうので、上からおもり代わりの物を置くか、途中で裏返すなどするとよいでしょう。また、排水口に蓋をしてお湯をはり、風呂場の床全体をオキシ漬けすることも可能です。換気扇やコンロの五徳のオキシ漬け
前述のとおり金属製品は変色の可能性があるので、公式サイトでは使えないものとして挙げられています。しかし、筆者の経験やSNSでの投稿からも、五徳などは変色することなどなくオキシ漬けができています(おこなう場合は目立たないところで試してから個人の責任においておこなってください)。シンクでやる場合はシンクを汚さないように、大きなゴミ袋で覆ってからやるとよいでしょう。 小さなレジ袋にオキシクリーンとお湯を入れ、その中に五徳を入れてもオキシ漬けができます。
1時間ほどオキシ漬けをすると固まっていた油の塊や焦げ付きが浮いてくるので、あとはスポンジで軽く拭くだけで完了です。
洗濯槽もオキシ漬けで綺麗にする
洗濯槽は金属製のものも多いかと思いますが、こちらのやりかたは公式サイトにも掲載されています。お湯を高水位まで入れてからオキシクリーンを入れます。分量はお湯4Lに対しオキシクリーン約28g(軽量スプーン1杯)、5回ほど回転させてから6時間放置。洗濯槽裏のカビ汚れなどが浮いてきたら網ですくいとり、あとは通常どおり1回洗濯機をまわすだけで完了です。最小限の手間でいろいろな用途に使えるオキシ漬け、いろいろな洗剤を用意しなくてもいい点もおすすめ。ぜひお試しください。