ウルウル……思わず涙した夫や妻の言葉

泣ける言葉

コロナ収束の先が見えず、家で過ごすことが多い昨今、話題を独占したドラマといえば、令和最高の視聴率をたたき出した「半沢直樹」(TBS)。毎回、登場人物のセリフがネット上でも話題になっていましたが、特に上戸彩演じる半沢花の「生きていればなんとかなる」という最終回のセリフが、多くの人の感動を誘いました。

不安な時代だからこそ、いつもよりたくさん相手を応援する、その心がけひとつで夫婦の信頼度が一気に強くなるのです。連日、泥沼のような夫婦のお悩み相談を受けていますが、実は心温まるエピソードも少なくありません。皆さんはパートナーの言葉に思わず涙したことはありますか? そんな質問に答えてくれた3組の夫婦の例をご紹介しましょう。

 

半沢花は実在する? 人生どん底の夫に妻がかけた言葉

「結婚して1年後に勤めていた銀行を辞めて、友人と会社を起業。2年で借金を1億以上作って倒産……。その時は借金取りが自宅や実家まできて、マジで人生のどん底」と切り出したのは惠介さん(34歳・仮名)。その後、この借金を返すために新しい投資家を探そうと、アメリカに渡る決心をしたそうです。

「俺と結婚している限り、この借金で妻にも迷惑がかかると思ったし、勝手なことばかりして申し訳ないというお詫びのつもりで、渡米前に『離婚しよう』と申し出たんです。妻のことは本当に愛していたので、俺と離婚してもっと幸せになってほしいと思って」

すると妻は、

「あなたは自分の好きなように生きて。私はいつでもここから応援している。あなたの成功を信じて、ここでずっと待ってるから大丈夫。一緒に生きていこうよ。たまに電話してよね」

妻の言葉に惠介さんは涙したそうです。半沢花のような女性はちゃんと存在するのです。

 

複雑な生い立ちを受け入れてくれる妻の温かい言葉に涙

「小さい頃から父を憎んでました。父の浮気が原因で母は捨てられて、病気になって亡くなりました。母親を失った僕は、12歳の時から義理の母とその連れ子と一緒に暮らしていたんです」と複雑な生い立ちを明かしてくれた徹朗さん(仮名・45歳)。

父親に反発して家出を繰りかえしていた彼は、中学卒業後に東京の祖父母宅に移り住み、そこで道をはずさず大人にになりました。

「大学の費用や生活費も奨学金とバイトで賄い、一切父親の支援は受けませんでした。その後、就職先で妻と巡りあい入籍しましたが、実家の父には一切連絡はしていません」

父親との絶縁状態はその後も続いていましたが、昨年、祖父母から父が脳溢血で倒れたと連絡がありました。

「ここ数日がヤマだと言われたので、初めて妻と帰郷しました。30年ぶりに会った病院の父は意識があって、僕を見ても無言のままでした。そのまま3日間、毎日病院に通いましたが、ある時、横たわる父と目が合って、何か言いたそうなので口元に耳を近づけたところ、小さな声で「すまん」と呟いたんです。そしてその翌日に息を引き取りました。医師から「ご臨終です」と言われた時も、通夜も、葬式も、自分は一度も泣きませんでした。そして葬儀を終えて帰宅した僕に、妻がこう言ったんです。その言葉を聞いて初めて涙が出ました」

「今日は思いっきり泣いてもいいよ。本当はお父さんのことが好きだったんでしょう? お父さんもあなたに会えて嬉しそうだったね。私をあなたの大切なお父さんに会わせてくれて、ありがとう」

複雑な親子関係を受け入れて、励ましてくれる妻。大人妻です。

 

夫と息子を置いて単身赴任できる? 迷う私に夫の頼もしい一言

「学生時代から夢だった仕事につけて、20年間本当に夢中で働いてきました」と語るのは麗奈さん(43歳・仮名)。

男性中心の職場で、初の女性チーム長、初の女性課長に抜擢され、その次に打診されたのは札幌支店長のポスト。女性支店長はもちろん会社初。

「会社が自分をそこまで評価してくれることはうれしかったし、誇りに思いました。でも、札幌に行くことに迷いがありました。結婚も子作りも遅かったので、息子はまだ保育園児。単身赴任をして息子の世話を夫に丸投げはできないし、逆に東京で勤めている夫を置いて息子を連れて札幌に赴任しても、ワンオペ育児は無理だし……」

自分に下った辞令のことを夫に言い出せずに、1週間ほど麗奈さん一人で迷っていたそう。最終的に「札幌への赴任を断ろうと思うんだけど」と夫に打ち明けた時、彼女にかけられたのはこんな言葉だったそう。

「子育ては俺に任せなよ。大丈夫。なんとかなるよ! ネットがある時代でよかったじゃないか。君の夢をかなえるのを支えるよ。思い切って札幌で暴れてこいよ」

妻側の昇進に嫉妬せず、喜ぶ夫。妻を上げる花丸夫です。


「こんな夫婦いねえよ」と斜めな目線で思ってしまう方は、一呼吸置いて、旦那さんを(奥さんを)見つめてみてください。今、ささくれがあるのなら、はやいうちに絆創膏を貼らないと大きな傷になります。特に今は、不確かな時代なゆえに不安を相手にぶつけがちです。

尖った言葉をぶつけずに、ふわっと丸い言葉をパスする。旦那さんが、ウルッと涙ぐむかもしれません。



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