「投資のきほん」シリーズ第3回では、イデコを始めるベストなタイミングや金額設定についてお伝えしました。第4回は、おすすめの金融機関と選び方のポイントについて、ファイナンシャルプランナーの久富有里加さんが解説します!

【動画でもわかりやすく解説!】

 

どの金融機関がおすすめ?

私のおすすめはネット証券で、その中でも楽天証券です(※)。その理由は2つあります。まず1つ目が証券口座とiDeCo口座を同じページで一元管理できる点です。別々のページで管理するとなると、その都度ログインをし直す必要があり、あまり使い勝手が良いとは言えません。※あくまでもご本人の見解です。

そして2つ目が、すでに取り扱い商品が35本になっていること。イデコで運用する商品は、金融機関がラインナップしているものの中から、ご自身で選定する仕組みです。この金融機関の商品ラインナップですが、途中でルールが変更され、商品数の上限が35本までとなりました。

そのため、取り扱い商品が35本以上あり、これから商品数を減らすという金融機関もあります。楽天の場合はすでに35本に設定されているため、選んだ商品の取り扱いがなくなってしまうリスクがありません。

とはいえイデコの場合、どの金融機関を選んでもあまり大差がないでしょう。イデコはそもそも私的年金制度のため、あまり自由度がないのです。また最近は、手数料もほぼ0円なので、金融機関で差がつくことはほとんどありません。

なのでイデコを始めるのであれば、この時点で比較し過ぎたり、悩み過ぎたりしないことです。まずは「金融機関によってあまり差はないんだな」といった気持ちで、始めてみてください。
 

知っておきたい3つの手数料

イデコでかかる手数料は以下の3つになります。
 
  1. スタートするとき
  2. お金を積み立てる(拠出する)とき
  3. 運用しているとき

1つ目と2つ目の手数料は、事務手数料として国民年金基金連合会に対して支払うお金になります。そしてこの3つ目の手数料は、投資信託の“信託報酬”といわれるもので、運用を任せるコストとして金融機関に対して支払うお金になります。

運用商品にもよりますが、大体0.1~2%弱かかります。運用中に自動で引かれるので、別途支払いをする必要はありません。
 

途中で運用口座を変更できる?

運用口座の変更はできますが、あまりおすすめはしません。手数料がかかることや、運用していた投資信託を一度現金化し、変更先でまた新しい商品を選び直す必要があるなど、手続きも大変です。

そのため、信託報酬が2%以上かかる、取り扱っている商品に偏りがあるなど、よほどの理由がある場合を除いては、一度開いた口座で運用していくことをおすすめします。
 

3つのポイントをおさらい

今回のお話のポイントは3つになります。
 
  1. 口座選びはあまり迷わなくてOK!
  2. 手数料がかかるタイミングは3回ある
  3. 口座変更はできるけれど、長く付き合える金融機関を選ぼう!

何においても言えることかもしれませんが、知っているのと知らないのでは、見える世界が違ってきます。これからは終身雇用の時代ではないですし、未来に何が起こるかは誰にもわかりません。

だからこそ、自分自身がお金の世界を知っていることが、安心感にもつながります。ぜひイデコをきっかけに、新しい世界に一歩踏み出してみてください。次回はいよいよ最終回。気になる商品選びのポイントについてお伝えします!

【関連動画・記事をチェック!】





教えてくれたのは……
ファイナンシャルプランナー/トータルマネーアドバイザー
久富 有里加(ひさとみゆりか)さん
久富有里加さん

久富有里加さん

1986年東京生まれ鎌倉在住。新卒で大手国内証券会社へ入社。計算が苦手ながらも社長賞を連続受賞。上場会社社長や宗教法人などを担当し、入社2年目で約100億円の資産を預かる。その後、欧米型の独立系アドバイザーを目指しインターネット証券会社に転職。ベンチャー企業を経て、2016 年「お金のことをもっと楽しく、ワクワクと考えて、夢を叶えられる女性が増えるように」と独立。現在は、年収1000万円でも貯金も幸せもなかった生活を見直して、将来まで余裕のある資産を無理なくつくり、憧れの海辺へ移住。暦を読み解く暦鑑定士の仕事とともに、同世代の女性を中心に「お金の不安から解放される方法」「未来を明るくするお金」について伝えながら、自由なワークライフスタイルを送っている。オフィシャルサイトはこちら

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。