人間関係

人生の節目で後悔しないために…50歳までに「やめたい」4つのこと

大人になっても精神が成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は行き当たりばったりの日々を過ごしてしまい、「もっと、こうしておけばよかった」なんて後悔することもあるかもしれません。50歳までにやめたほうがいいこととはなんでしょうか。

ひかり

執筆者:ひかり

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人生の折り返し時点でやめること

アラフィフ

50歳は人生の折り返し地点だと言われているだけあり、「残りの人生をどのように生きるのか」を考える人も少なくないでしょう。大人になっても精神が成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は、今までと変わらず行き当たりばったりの日々を過ごしてしまい、「もっと、こうしておけばよかった」なんて、後悔をしてしまうこともあるかもしれません。

50歳までにやめたほうがいいこととは、なんでしょうか。

 

やめたいこと1:自分に合わないことを無理してやること

若い頃は、自分に合うもの、合わないものが分かっていなかったこともあり、あらゆるものに手を出して、チャレンジした人も多いでしょう。でも、経験を積んでいくと、自分に向いていないものが分かるようになってくるものです。

さらに、人生の折り返し地点に立つ頃には視野も大きくなり、“人生というレベル”で物を見られるようになったり、「本当の幸せは何か」と考えられるようになったりしてくるもの。

そうやって精神が成熟してくると、「もう、自分に合わないことは、無理してやることではないな」と思えてくるようになるものです。

人によっては、今の仕事を辞めて、セミリタイアする人もいるでしょうし、都会の生活をやめて、田舎で静かに暮らす人もいるでしょう。「幸せとは、単に物質的な豊かさではない」ということを理解した時、生き方は変わってくるものなんですよね。

 

やめたいこと2:苦手な人と関わること

会う度に嫌な気持ちになる相手とは、「もう付き合う必要はないな」ときっぱり距離を空けられるようになるのは、大人ならでは、といっていいでしょう。

たとえば、よく意地悪を言ってくる人がいたとしても、「そんな残念な相手と関わる時間がもったいない」と思い、同じ土俵に乗らないで、可能であればその人とは関わらない環境に移ることも大切です。「仕返し」は必要ないのです。仕返しをしたら、また向こうからも反撃されるので、ずっと同じことを繰り返すだけですしね。

これは、変なプライドにとらわれることなく、知恵を使ってスムーズに距離を空ける方法を知っているからできることでもあります。

人生の折り返し地点になって、「時間が有限であること」を実感してくるからこそ、自分の時間は自分の好きに過ごしたくなってくるもの。無理に人と付き合う必要もありません。

若い頃は、「友達がいないこと」にコンプレックスを抱く人もいますが、だんだん大人になってくると、「1人で過ごすことも悪くない」と思えてくるもの。嫌いな人と関わるくらいであれば、1人でいたほうがマシなこともありますしね。

 

やめたいこと3:体の声を無視して、若さに執着すること

40歳を過ぎると、体に変化も出てきて、痩せにくくなったり、体力がなくなったりしてくるもの。若い頃は、体に負担がかかっても、美しさのためにダイエットをした人でも、だんだん歳を重ねてくるにつれて、「健康こそが、重要である」ことに気づき、無理な減量をやめる人は増えてくるもの。体を壊してまでやるべきことは、そうそうないものですしね。

人によっては、「ナチュラルに歳を重ねたい」と思って、白髪染めをやめる人もいます。現代は、「グレイヘアはカッコイイ」と思われる時代に変わってきています。髪を染めても、染めなくても、“歳を重ねる自分”をきちんと受け止められる人でありたいものです。

中高年になって、太りやすくなったのにダイエットをしなかったり、白髪が目立っても染めなかったりするのは、若い人にとっては「美しくいる(カッコよくいる)のを諦めた人なのだ」と思うこともあるかもしれません。その理由は人それぞれですが、決してマイナスなことばかりでなく、「大人になったからこそ感じる美しさ(カッコよさ)もある」ものなんですよね。

もちろん50歳を過ぎても、20代と変わらないプロポーションの人はすごいものですが、中高年ならではの体の丸みも“年相応の美しさ”があります。昔は細かった女優さんが、加齢と共にふくよかな体になっても、「いい年の取り方をしている」と感じさせることはありますしね。逆に、「若い頃と同じような姿でいなければならない」と無理しているほうが、人に不自然さを感じさせてしまうことも……。

若さに執着しないで、自分の体の変化、老いを受け止め、上手に付き合っていきたいものです。

 

やめたいこと4:外にばかり気を向けること

人生の中盤になったら、「本当に“世間からの高い評価”が欲しいのか」をきちんと考えたほうがいいでしょう。大人になればなるほど、そんなものがあっても、「幸せかどうかは別である」ことが分かってくるものではないでしょうか。

例えば、一流企業に勤めていても、自分の仕事にやりがいや面白味を感じていなければ、いくら周りからは「すごいね!」と言われたところで、本人は幸せでもなんでもないものです。

若い頃は、自分に自信がない分、人から褒められることで安心する傾向があります。なかには、その賞賛がなくなってしまうことを恐れ、自己を演じ続けてしまう人もいます。たとえば、SNSの「いいね」ばかりが欲しくて、偽りの自分を見せたり、フェイク情報を流したりしてしまうような人も……。

でも、そんな無理をしてまでして得られた賞賛であっても、「自分の心を満たし、幸せにしてくれるものではない」ことに気付くものではないでしょうか。

大人になって、自分で自分をきちんと受け止め、認められるようになると、人からの賞賛なんてどうでもよくなります。そんなことよりも、「今、自分が、自分らしくいられて、心地よくて、しっくりきている状態であること」が重要になってくるのです。それこそが、“本当の幸せ”だからです。

大人になったら、外にばかりでなく、内(自分の心)にこそ、目を向けたいものですね。

 

人生の軌道修正をするタイミング!

多くの人が、今まで学んできたことによって、人生の軌道修正をしやすいのが、50歳という節目であるといっても過言ではありません。だから、どんな人生観を抱いているのかによっても、生き方は随分変わっていくものです。“生きることの本質”を見つめながら、穏やかに歳を重ねていきたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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