洗濯はそれぞれの工程でやることが違う
家事の中でも、「洗濯」はさまざまな工程があり、それぞれが独立して違った特徴を持つ作業から成り立っています。そのため、嫌いな家事で「洗濯」を挙げる人も少なくありません。なぜ嫌いなのか詳しく聞いてみると「脱水後に取り出すときにからまっている洗濯物が嫌い」「干すのが面倒」「畳むのが面倒」「引き出しにしまうのが面倒」等、苦手とする作業も、「洗濯」の特徴どおり多岐にわたります。しかし、それぞれの工程では全く違う作業をしますが、それがあとに続く作業にもかかわってくるため、工程ごとやりかたを少し変えるだけで「洗濯」をトータルでラクにすることもできます。
今回は「洗濯」をラクに、時短でできるようにする方法を考えてみたいと思います。
洗濯の時短は何を買うかからはじまる
洗濯を時短で済ませられるかどうかは、「どんな衣類を買うか」からはじまります。分かりやすいところから言うと、アイロン必須の素材よりもアイロンをかけないで済む素材のものを買ったほうがラクです。汚れにくい素材のもの、汚れが目立たない色のものを買うというのも洗濯をラクにします。 例えば、靴下は洗濯の中で最後にペアを組み合わせて収納するという作業がありますが、この点を考えれば、組み合わせの手間が省けるように同じ靴下を複数買うというのも一つの手。組み合わせなくて良いですし、片方に穴が開いても他のものと組み合わせれば使えるという点で節約にもなります。
あとは自分のオシャレへの欲求と洗濯の時短を天秤にかけ、どちらを重要視するかは人ごとの判断で良いのではないでしょうか。
収納時の仕分けが面倒なら脱ぐときに仕分けする
家族別や、一人暮らしの場合でもアイテム別など、乾いた洗濯物を分けて畳んで収納するのが面倒という人もいます。その場合は脱ぐときに仕分けをしてしまうことをおすすめします。100均でも売っている大きめの洗濯ネットを仕分けしたい数だけ用意し、それを脱衣所に掛けておきます。人別に分けたいのであれば、人別のネットを決めて脱いだものは自分のネットに入れるように、アイテム別に分けたいのであれば「靴下のネット」「下着のネット」のように分けて脱いだものを入れていきます。あとはそのまま洗濯をし、干すときもネットごとに干すようにすれば、仕分けの必要がなくなります。
洗濯物を干すのが時短になる便利グッズ
洗濯物を干すのは便利グッズを使うことで時短にもなります。例えば、シャツ類は首のゴムが伸びてしまわないようにハンガーを下から入れるのが面倒ですが、筆者も愛用している「アルミのびのび9連ガー」はシャツを差し込んでからアームを開くことができるので、下から通すという面倒な作業から解放されます。 また取り込むときも、中心をつまむとアームが閉じるのでストンッとシャツが落ちてきます。 靴下は一つずつピンチに挟むのを時短するため、平干し用の洗濯ネットに並べて干します。こちらの3COINSの洗濯ネットは周囲に高さがあるので、多少の風でも靴下が飛んでしまうということは避けられます。 ただし風の強い地域や万が一洗濯ものが飛んでしまったらよそのお宅の迷惑になるような環境ではお控えください。部屋干しの利点は天候や時間に左右されないこと
洗濯物を外に干そうとすると、天候だけでなく、日中という時間にも左右されます。それを部屋干しにすれば、自分の好きなタイミングで洗濯ができるようになるので、実はこれだけでも家事が大きくラクになります。脱衣所に突っ張り棒と除湿器1台を用意しておけば、いつでも都合のいいときに洗濯をすることができます。畳むという概念にとらわれない
洗濯物を畳んで収納するという作業が苦手な人も多くいます。そのような場合はまず既成概念を変えてみるのも良いでしょう。前述でご紹介した「アルミのびのび9連ガー」は片方の端にフックがついているので、乾いたシャツ類をそのまままとめてクローゼットに入れることができます。 またお子さまが小さく頻繁に着替えをするような時期は、下着や靴下は畳まずにカゴを用意しておき、そこに入れるだけでも良いのではないでしょうか。カゴさえ綺麗に並んでいれば見栄えも悪くありません。今回ご紹介したように、洗濯という家事はそれぞれの工程で時短にできることがあります。自分が苦手と思う工程から少しやりかたを変えてみてはいかがでしょうか。