コロナ別居という選択肢
コロナ別居という選択肢
芸能人同士のご夫婦のなかでも好感度の高さではトップクラスの篠原涼子さん(46歳)と市村正親さん(71歳)が「コロナ別居」しているというニュースが出ました。「まさか、離婚するの?」と意外に思った人もいるかもしれません。
報道によると、篠原さんは今春から、自宅の近くの賃貸マンションにひとりで暮らしているとのこと。篠原さんの所属事務所の人は、市村さんとの不仲説を否定。篠原さんが出演するTVドラマの撮影で多くの人と接する機会があるため、撮影期間中は別居という形をとっている、といいます。
篠原さんと市村さんは、2005年に結婚。25歳という年齢差も話題になりましたが、2人の子どもにもめぐまれ、これまでも円満な家庭を築いている様子がたびたび伝えられてきました。
たしかに、コロナウイルスの感染拡大の影響により、「コロナ離婚」や「コロナ別居」といった夫婦問題の相談が増えているのは事実。自粛中、自宅で朝から晩まで夫婦が顔をつきあわせていることで、夫婦がそれぞれ描く未来や子どもの育て方など“価値観の違い”がハッキリとしてしまい、トラブルが発生するケースも少なくありません。
アラフィフ世代に多い「もう一度輝きたい症候群」
ですが、今回の篠原さんと市村さんのケースは話が別ではないでしょうか。というのも、市村さんはお若く見えてはいるものの、年齢は70代。2014年には大病を患った経験もあり、リスクグループに入っているといえそうです。つまり、篠原さんの事務所の人のコメント通り、篠原さんはドラマの撮影で万が一のことがあった場合、夫や子どもに迷惑をかけたくないから「一時的に別居する」という選択をしたのではないでしょうか。撮影が終了したタイミングで、ふたたび同居ということも十分考えられるでしょう。
篠原さんが仕事に力を注ぐ背景には、アラフィフ世代に多い“もう一度輝きたい症候群”も影響しているのではないかと考えられます。結婚で「妻」を、出産や子育てで「母」を経験した女性は、子育てがようやくひと段落つきそうな年代になると、ふたたび「女」として輝く時間を持ちたいと思うもの。妻や母という肩書きではなく、「ひとりの女性としての私」を働くことでもう一度キラキラした時間を味わいたいと願う、ある意味“欲張りな”女性も増えてきているのです。
離婚前提の別居の場合、多くの妻は子どもをつれていく
篠原さんと市村さんの場合、「別居=離婚」と考えにくいのは、子どもを市村さんに任せている点です。一般的にいって、離婚を決意した妻が家を出る時は、子どもを連れていくことがほとんどだからです。篠原さんと市村さんは、お互いに認め合っているからこそ、パートナーに子どものことを任せ、信頼して仕事に打ち込める環境づくりができているのでしょう。年齢差があり、人生経験も豊富で包容力のある市村さんだからこそ、成せることかもしれませんね。
心から頼りにできるパートナーがいて、仕事でも存分に輝くことができる篠原さんは、当然、市村さんのことを大切に想うはず。コロナの感染リスクから遠ざけたいと考えるのも自然なことだと思います。今回の離婚の噂も、「それが何か?」とクールに受け流す篠原さんでいてほしいですね。
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