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木造住宅・木の家/木を活かした空間づくり

ハウスメーカー営業に聞く、住宅展示場の賢い使い方

住宅展示場の見学は、家づくりの第一歩。そう分かっていても、ノープランで立ち寄って良いのか、何か準備するモノはあるか、営業の人にしつこくされないか、連れていった子どもが飽きてしまわないか……などの不安から行くのを躊躇する人も。迷わず、的確に必要な情報を得るためのポイントとは?住宅展示場にうかがい、住友林業の営業担当に聞いてみました。

提供:住友林業
若狭 悦哉

執筆者:若狭 悦哉

木造住宅・木の家ガイド

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住友林業

「都市に建てる日本の風情」をコンセプトに、上質な素材やインテリアにこだわった住友林業・豊洲第二展示場
 

予約なしでも見学OK。でも予約しておけば多数のメリットが

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住友林業 住宅・建築事業本部 東京東支店 営業グループ 豊洲第二店 店長代理 星正人さん

訪ねたのは東京・江東区の「スマートハウジング豊洲まちなみ公園」にある住友林業・豊洲第二展示場。これまでに130棟以上の家づくりに携わった星 正人さんに答えていただきました(以下コメントはすべて星さん)。

まずお聞きしたいのは、住宅展示場は予約してから訪ねるべきか?という点です。

「ふらっと立ち寄ってくださる方もたくさんいらっしゃいますし、なかには展示場で行われている各種のイベントを目的に、ついでにモデルハウスに寄ってくださる方もいらっしゃいますが、もちろん問題ありません。ほんの少しでも家づくりにご興味があれば、いつでもウェルカムです」
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モデルハウスに入ると、広々としたリビングがお出迎え
 

スタッフの説明は不要で、自分たちだけでゆっくり見学したいという人も、その希望を話せば快く見学できるそうです。ただし、やはり予約して来ていただくことをおすすめしております、と星さん。

「ご予約いただければ、当然ですがお客様の都合の良い時間に設定でき、待ち時間もなく、効率的に見ていただくことができるからです。また、予約時、電話、メールなどでお客様の土地の有無や広さ、ざっくりした資金計画、住みたいエリア、家族構成などをお伝えいただける範囲で事前に知っておくことで、それに即した情報を予め準備して対応できます。予約時のやりとりによって、お客様が知りたいことを、ムダなくお伝えする、お見せする準備が整えられるわけです。
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最近注目の「テレワーク」にぴったりのスペースも
 

また、週末や祝日は複数のスタッフがいるのですが、平日は少なくなる場合もあり、お待たせしてしまう可能性もあります。貴重な時間を失うリスクを減らすためにも予約をおすすめしております。

さらに、複数のハウスメーカーがモデルハウスを出展しているのだから見比べてみたいという方にも予約は有効です。2~3ヵ所でもそれなりに体力が必要なので、1ヵ所当たりの時間はさほどかけず合理的に見学したいところ。となると、やはり予約されるほうがおすすめです」
 

細かい準備は不要。スマホ1台で気軽に

住友林業

 

見学前に準備しておくべきものはありますか。

「よくいただく質問なのですが、細かく用意していただくものはありません。ざっくりとしたご要望やなんとなくの予算計画で十分。 複数のモデルハウスを見る方は、後で分からなくならないよう気になった箇所の写真を撮っておくと良いのですが、スマホがあれば大丈夫です。

また、ご夫婦で意見をすり合わせておく、新居に求める条件の優先順位を決めておく、といった準備ができていなくてもご安心ください。

これまで様々なお客様の家づくりをお手伝いしてきており、多様なケースに携わってきました。私どもから、ライフプランや暮らし方、都市部に住みたいか、郊外を選ぶか、現在お住まいの家で困っていること、気に入っていること……などと質問させていただくことで、お客様自身も気付いていなかった要望が認識できた、ということも珍しくありません。大まかな資金計画、土地探しのご相談などももちろん対応致します」
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新しい家での暮らしをイメージしながら見学を
 

時には「いまはまだ家を建てるのは見送った方がよさそうですね」などの考えを率直に伝えることもあるそうです。このくらい中立的な視点でアドバイスをしてくれるのなら、見学する方も肩肘張らず「気軽に話してみよう」といったスタンスで良さそうです。

なお、具体的に「家を建てたい!」と考えている人は、予約時に目星をつけているメーカーの資料を取り寄せ、一読しておくのもひとつの手です。現場で漫然と見るより、事前に知識を得ておけば、当日見るべきポイントや聞きたいことを整理しやすくなり、中身の濃い充実した時間になるでしょう。
 

実物だからよく分かる、木質感、大空間の魅力

住友林業

キッチンなどの家事動線をしっかりチェック
 

モデルハウスでぜひ見ておきたいポイントはどこでしょうか。

「何はともあれカタログやWEBサイトでは分からない質感ですね。特に住友林業の場合は他社にない圧倒的な木質感が特徴なので、五感でリアルに味わっていただければと思います。また、キッチンや浴室、洗面所や玄関横の大きなクロークは実際に歩いてみることで、家事動線がいかにスムーズか実感していただけるはずです。
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リビングの床材にもこだわりが。実際に歩くことで、住友林業の家が持つ「圧倒的な木質感」を実感
 

さらに、これも当社ならではの部分として、ビッグフレーム(BF)構法が生み出す開放的な住空間にも注目してください。住友林業独自のビッグコラム(大断面集成柱)を用いることで、壁一面の大開口や広々とした大空間を実現しています。例えば1階のLDKは30畳あるにもかかわらず、よく見ていただくと柱の少なさに驚かれると思います」
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住友林業ならではのBF構法が生み出す大きな窓や広々としたリビングを実感
 

確かに、BF構法の設計自由度や、窓枠がここまで大きく取れることなどは実物だからこそ体感できるポイント。ただ、その半面「こんなに大きな家を建てるほどの余裕はないな~」と腰が引けてしまうかも。

「住宅展示場に建っているモデルハウスのような大きい家を購入される方は多くありません(笑)。モデルハウスは、いわばハウスメーカーの最新のデザインや住宅設備の集合体。例えば『モデルハウスのこのしつらえや仕様は、わが家に採り入れたい』など、部分的に参考していただければ良いと思います。そもそも注文住宅なのですから、モデルハウスと同じ家を建てるわけではありませんしね」
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ウッドデッキや外構にも注目
 

「大切な住まいの構造、工法、基礎、防蟻処理、耐震性、防火性、断熱性、防音性などについては、資料や実物のサンプルなどを見ていただきながら説明致します。当社HPなどでも紹介していますが、やはり実物を見ながら説明を聞くことで、一層理解が深まると思います」
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モデルハウス内にはパネルや実物のサンプルも。実物を見ながら、理解を深めることができます。

 

家だけでなく、メーカー・営業担当探しの場でもある

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加えて星さんは、お客様から度々あがってくる声への対応について教えてくれました。

「『ある程度分かっていたけど、それにしても今住んでいる家と比べて広過ぎて、リアリティがない』『インテリアのテイストがウチとまったく違うので、新居のイメージがつけづらい』といった声をいただきます。

その場合は、住友林業が制作しており、累計138号発刊されている『自家自讃』から、理想に近い実例をご覧いただいたり、実際に住友林業の注文住宅にお住まいのお宅をリアルサイズで見学する『入居宅見学会』などに参加いただいたりしています。そうすることで、実際の暮らしがイメージしやすくなった方は多いですね。
住友林業

 

また、当社で注文住宅を建てる際には、お客様専属の建築士やインテリアコーディネーターが担当しますので、お客様のご要望を可能な限り叶える家づくりを進められます。さらに、最初に来たのは日中の時間帯だったが、夜間に室内がどんな感じになるか確認したい、という方には展示場の営業時間終了後にお越しいただき、見学いただくことも可能です」

住宅展示場は、できれば新居に住むことになる方全員で訪れ、体験を共有することが理想的ですが、小さなお子さんは飽きてしまい、親が見学に集中しづらくなるケースもあるそう。

「住宅展示場のなかにはキッズルームを備えている会場もあるので、事前にお調べいただくことをおすすめいたします」

最後に星さんはこんな話をしてくれました。

「住宅展示場は、家を見学しに来る場所ではありますが、それ以上に、お客様とハウスメーカーの営業担当との出会いの場でもあると思っています。営業担当はそのお客様の家づくりの伴走者となり、二人三脚で理想の新居を叶えるお手伝いをしていくからです。

当社の営業担当者は皆、誠意をもってお客様をおもてなしするべく住宅展示場でお待ちしていますし、見学のご予約をいただいた際には、営業担当者がお客様のご計画に合わせた準備をし、ご案内しています。展示場でご案内した担当がそのお客様の家づくりの伴走者となり、二人三脚で理想の新居を叶えるお手伝いをさせていただきます。

ほんの少しでも家づくりにご興味があれば、まずはお近くの住宅展示場へお越しください。思わぬ出会いがあり、理想の新居への第一歩を踏み出すきっかけがつかめるかもしれません」
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<関連リンク>
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住友林業・豊洲第二展示場
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