自信を失っていない?

自信喪失

自信がなく、劣等感や自己嫌悪を抱えながら生きている大人は、少なからずいます。大人になっても精神的が成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は、いつも誰かと比べて落ち込んでみたり、うまくできない自分を責めたりして、日々を過ごしています。

そんな生きづらい大人が自信を取り戻すには、どうしたらいいのでしょうか?

 

その価値観を持っていると、劣等感を抱く

日本では、学歴や出世争いなど、いつも誰かと競い合い、人よりも優れることでいいポジションを得ようとする人は、少なくありません。それが実現できる人が素敵な人だと思われているので、多くの人が目指します。でも、いつでもトップクラスでいられる人なんて稀なので、ほとんどの人が何かしらの劣等感を抱いてしまっています。

そもそもその価値観は、絶対的に正しいのでしょうか? 人よりもお金を持っていたり、出世していたりしたら、その人は素晴らしい人なのでしょうか?

……そんなことはないですよね。そう思えない人は、なにか大事なことを見失っているかもしれません。

敢えて言うなら、「多くの人を愛せるだけの愛情を持ち、優しさを惜しみなく与えている人」のほうが、余程スゴイです。どうせ人と比べるなら、「どっちがより大きな愛を持っているのか」を比べたほうがいいものです。

ただ、そもそも人と比べることなんて、意味がありません。生まれつき持った能力の差もありますしね。だから、他の人と比べるのではなく、「過去の自分」と比べて進歩があったら、喜べる人になったほうがいいのです。

大人になったら、“世間一般の価値観”ではなく、「幸せの本質」を理解した上での“自分なりの価値観”を持てるようになることは大切です。それを持たない限り、たとえどんなに恵まれた環境にいても、劣等感や自己嫌悪からは抜け出せないでしょう。

 

競わない、比べない、争わない!

著作家の小林正観さんは、この世界を楽しく生き抜く方法として、「きくあの実践」を薦めていらっしゃいます。「きくあ」とは、「き=競わない」「く=比べない」「あ=争わない」です。多くの人が、人と競い、比べ、争うことで苦しんでいます。だったら、そんなのはやめてしまおう、というわけです。それを実践することで、自己を取り戻し、自分らしく生きられるのです。

人によって、自分が心地よいと思える環境や人間関係、仕事のペースなどは変わってきます。人と自分は違うのだから、競い合ったって仕方がありません。たとえばAさんにとっては、毎日、残業をして働き、休日も仕事のための勉強をして、能力を磨くことが生きがいであっても、Bさんにとっては、毎日定時で仕事を終わらせ、お気に入りの定食屋でゆっくりご飯を食べ、休日は趣味を堪能するほうが幸せなこともあります。

それなのに、Aさんが「私はBさんのように自分がプライベートを充実させていない」とコンプレックスを抱いたり、Bさんが「Aさんと比べて、自分の能力は低い」なんて落ち込んだりしても、意味がありません。みんなそれぞれ、自分がやりたいように生きて、幸せになっていくしかないのです。

 

自己肯定感を高めるには?

自己肯定感を持つためにも、まずは、日々がんばって生きている自分を褒めてあげましょう。こんな世知辛い世の中で生き抜いているだけでも、充分スゴイことなのです。

そして、競わない、比べない、争わないで、自分がやっていて楽しいことの能力を磨き、人に喜んでもらえるように奉仕してみるといいでしょう。人に感謝されると、自分は大切な人間なんだと思える“自己重要感”が高まります。そうすると、自己肯定感は高まっていくのです。

「いい大人が、今更、自信を取り戻せない」なんてことはなく、むしろ「大人なのだから、自信を取り戻せるくらいにならないといけない」のです。世間一般の価値観に振り回されないで、自分なりの価値観や人生観を持って、自己を確立できるようになったほうがいいでしょう。

もし仮に、世間一般の価値観を持って、あなたを見下すような人がいたら、「くだらない!」と思えるくらいにならないといけません。そうなることが、精神的な成熟なのです。

自分なりの価値観を持ち、競わない、比べない、争わない、幸せな大人になりたいものですね。

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