ADSLに戻すのは大変
このお宅では、050IP電話を使っていたのですが使えなくなり、無線ルーターでワイヤレス接続していたのが使えなくなり、モデムについていた短いケーブルでノートパソコンに接続し、何とか使っているとのことでした。聞けば、プロバイダも抱き合わせで契約させられたようで、それまで使っていたプロバイダは契約したままの状態でした。
相談された奥様は「前の状態に戻したい」と仰っていましたが、電話回線も休止され「ひかり電話」に移行されてしまった今、電話回線を復活させ、工事をし、ADSLに戻すには、またお金がかかってしまいます。光接続の場合は、前の状態に戻すのが難しいサービスといっても過言ではありません。導入はデメリットを十分に考え慎重にすべきです。
面倒を見てくれる代理店で頼もう
かくいう筆者もNTTの代理店をしていますので、代理店業の危うさは身にしみています。代理店とは、NTTの代理で勧誘・説明・販売する会社です。誤った情報や説明不足で、人を勧誘する会社ではありません。以前から、電話関係の代理店では、詐欺まがいの勧誘文句で契約させたり、中には詐欺としか言いようのない手口で商品を売りつけるようなところもあります。勧誘するときだけ親身で、その後は知らんぷりというような代理店での契約は避けるべきです。サポートが要らないのならば、家電量販店等で、ネットと同時加入で商品割引を受けられるなどもっとメリットのある代理店で契約すべきでしょう。
ちなみに、筆者の会社では、顧客の問題解決ができる代理店業務をモットーとしています。契約前の説明はもちろん、デメリットをきちんと説明し、商品によっては機器の設定等も無料で行っています。事前の説明なしに、工事後に問題が生じるということはまずありません。ネットや電話周りは複雑になっています。詳しい知識がないならば、契約前はもちろんのこと契約後も十分な面倒を見てくれる代理店で契約するのがもっともお得と言えるでしょう。
光接続は、ケースによっては実際に安くなる場合もありますし、また回線速度が速くなり便利になることもあります。勧誘があった場合は「自分のケースではどうなのか?」というところを納得するまで聞くと良いでしょう。