固定電話がないとADSLが使えなくなる
固定電話を解約するにあたって、ひとつ注意点があります。ADSLというインターネット回線を利用しているのならば、固定電話を解約してしまうと、インターネットもできなくなる点です。ADSLはNTTの電話回線を利用してインターネットを行うサービスだから、固定電話があることがサービスの条件になっているのです。
固定電話の契約がなくてもADSLが利用できるプランもあるのですが、これは固定電話の基本料金に近い金額が上乗せされていますので、固定電話が無くなっても支払料金はほとんど安くならないのです。固定電話なしのADSLにするならば、固定電話+ADSLのほうがよいと思います。
よって、固定電話を解約するとなると、インターネットを光接続、無線接続、CATVインターネットにする必要があります。光接続は高いというイメージがありますが、マンションにお住まいなら、ADSLよりも光接続にしたほうが安くなることも多いのです。
光接続で基本料金を安くする
固定電話はあったほうがいいなら、NTTの加入電話→「ひかり電話」にすると基本料金が525円/月にすることができます。ただし、ひかり電話は単独での申し込みができず、NTTの光接続インターネットサービス(Bフレッツ)に併せて加入する必要があります。固定電話の基本料は安く済みますが、インターネット接続料金が高くなるため、トータルでみると一戸建ての場合は、ADSLとほぼ同額か、光接続の方が高くなってしまうことが多いです。
ひかり電話の場合は、525円追加すれば別の番号で別回線を持つことができます。2回線使っていた場合は、基本料金をかなり節約できるため、トータルでみるとお得になることが多いでしょう。
ちなみに、ひかり電話は、今まで使っていた電話番号をそのまま使えますし、電話機を買い換える必要もありません。設置さえしてしまえば、使い方は加入電話と一緒です。
ひかり電話は、基本料がお得になるだけでなく通話料も、加入電話よりも大変お得になります。