「無印良品からコオロギせんべいが新発売? それも、ネットストアで先行販売?」
「無印フリーク」の私が、インターネットで衝撃のニュースを目にしたのは、2020年の5月下旬ごろ。かねてから、ニュースやドキュメンタリー番組などで「昆虫食」が次世代の食材として注目を集めていることを知っていました。
だからこそ、無印良品がコオロギせんべいを作ったことを知った時の感想は、「さすが無印! やるなぁ無印! 」でした。
果たしてどんな商品なのか……1日も早く味わいたくて、早速注文!
そして届いたコオロギせんべい。見た目は、いわゆる「海鮮せんべい」よりもやや黒い感じ。その味は……香ばしくて塩気がきつすぎず、あっさり風味でおいしい! お茶うけにもおつまみにもおすすめです。
娘と息子に、原料を伝えずに「このおせんべい食べてみて。どんな味?」とたずねたら、「おいしい! 」と即答。「コオロギせんべいだよ」と教えたら、びっくりしていました(笑)。
地球のことを考えて作られたコオロギせんべい
そもそも無印良品は、なぜ「コオロギせんべい」を作ったのでしょうか。その答えは、「地球のため」。
国連「世界の人口白書2019」によると、2050年には世界人口が100億人になることが予想され、世界的な食糧危機が心配されています。そして、その対策として注目を集めているのが「昆虫食」。中でもコオロギは、たんぱく質など栄養価が高い上に、生育に必要なエサや水の量は豚や牛などの家畜に比べて圧倒的に少なく、環境への負荷も少ないんだとか。
そこで、長年コオロギの研究を重ねてきた徳島大学の研究をベースに、食用コオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこんだ「コオロギせんべい」を開発。 パッケージにはQRコードがプリントされ、「コオロギの地球の話」について知ることができます。買って食べることで、地球の未来にも目を向けられる商品です。
香ばしくて食べやすい! 大人も子どももパクパクいけちゃう
「コオロギせんべい」の見た目は、いわゆる「海鮮せんべい」と似ています。大きさは、海鮮せんべいと同じくらいのサイズで、色はやや黒い感じ。「食用コオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこんだ」ということで、「粉っぽいのかな……」と思いきや、パリパリッとした食感で香ばしい風味。しょっぱすぎず、お茶うけとしても、おつまみとしてもおすすめです。
ひと口食べて「おいしい! 」と感じたせんべいの原料がコオロギと聞いて、最初はビックリしていた子どもたちも、今では平気でパクパク食べています。
地球を救う「昆虫食」をいともスマートに、時代に即した形で普及してくれた無印良品に感謝! 皆さんもぜひ食べてみてくださいね。
DATA
無印良品┃コオロギせんべい
内容量:55g
賞味期限:製造日から120日