ひかりの恋愛コラム

男性に「選ばれる女」が幸せとは限らない理由

「男性に選ばれる女になりたい!」と思っている女性は意外と多いものですが、単に“選ばれる女性”が幸せであるとは限りません。「選ばれる女になりたい!」と思っている女性が知っておいたほうがいいことを紹介します。

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執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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選ばれる女になりたい?

モテる女

「男性に選ばれる女になりたい!」と思っている女性は意外と多いものですが、単に“選ばれる女性”が幸せであるとは限りません。また、「どんな人に選ばれるのか」というのも重要なことです。今回は、「選ばれる女になりたい!」と思っている女性が知っておいたほうがいいことを紹介します。

 

不特定多数の人にモテやすい女とは?

まずは、「ただ単に選ばれやすい女性になるための秘訣」について紹介します。そこから掘り下げていき、最後には「選ばれたら幸せになれる女性になるには、どうしたらいいのか」まで解説していていきます。

もし、“自分のことを深く知らない相手”にでも選ばれやすくなるためには、分かりやすい“生物的な魅力”が重要となります。例えば、年齢が若い、美人である、スタイルがいい、胸が大きい、髪がキレイ、オシャレ、声が美しい、話し方が可愛い、なんてことがポイントとなります。

ただ、これが理由で選ばれたとしても、単なる「お人形さんとして選ばれている」のと大して変わらないものです。もし、そんな理由だけであなたを選んだ男性がいる場合は、たとえ結婚できたとしても、彼はだんだん“古くなったお人形さん”には興味を失い、外にいる“新しい可愛いお人形さん(=愛人)”を求めるようになってしまうこともあるでしょう。

 

モテ・テクニックによる選ばれる女とは?

巷にはさまざまな “男性に選ばれるためのモテ・テクニック”が溢れています。これらを敢えて一言で表すとすれば、「相手にとって“都合のいい女性”になること」だといっても過言ではありません。相手にとって“都合のいい魅力”があるからこそ、彼はあなたを選ぶのです。

とはいえ、この場合、“都合のいい関係”になることを許す女性は当てはまりません。なぜなら、基本“都合のいい女”にされてしまう女性は、相手にとって“都合が悪いところ”があるので、本命の彼女にしてもらえないことが多いからです。

彼女にしなくても肉体関係を持たせてくれるような“身持ちの固くない女性”を恋人や妻にするのはリスクだと思う男性は少なくありません。それだけではなく、そういう“自分の快楽のために相手の気持ちを利用するような身勝手な男性”が、彼女や妻にする基準は、「彼女をパートナーにすることで、自分にとって何かしらのメリットがあること(自分の評価を上げることも含む)」が重要となってきます。だから、誰もが羨ましがるほどの美人だったり、華やかな職業だったり、お金持ちだったり、一回り以上歳下だったりすることもポイントになったりするのです。

もちろんそんな残念な男性でなくても、一般的な男性もまだ“本当の愛”を理解していないことが多く、恋愛では「自己愛の延長」を抱いていることも少なくありません。だから、「自分を受け止めてくれる女性」「料理上手で家事が得意な女性」「自分の話を聞いて癒してくれる女性」など、自分にとっての“都合のよさ”を求めることも多いものです。だからこそ、そういった“相手にとって都合のいい魅力”を持つことが、選ばれる理由になることが多いのです。

 

本当に選ばれるべき男性は、どういう人?

はじめに「どんな人に選ばれるのかが大切」だと言いましたが、そういうと、「カッコイイ男性」「社会的地位の高い男性」「年収のいい男性」なんて思う女性もいるでしょう。でも、そんな上っ面なものしか持っていない男性に選ばれることが素敵なことだと勘違いしてしまうと、残念な恋愛、結婚をしてしまうかもしれません。

「こういう人に選ばれた方がいい」という男性は、どういう人かというと、「“本当の愛”を持っている男性(=人を愛せる男性)」です。これがなければ、いくらカッコよくても、社会的地位が高くても、年収がよくても、幸せにはなれません。

なぜなら、“本当の愛”を知らない男性は“自己愛”や“自分の都合のよさ”ばかりをパートナーに投げかけてくるからです。それで、都合が悪くなることが出てくると、「愛が冷めた」と思うことも少なくないのです。いやいや、そもそもそんなことで冷めるようでは、もともと愛なんてなかったのです。

だからこそ、“本当の愛”を知らない男性との恋愛、結婚の多くは、精神的に消耗することが多いものです。もちろんこれは、男性だけに言える話ではなく、女性でも同じことが言えます。

つまり、女性は、「“本当の愛”を持っている男性(=人を愛せる男性)」に選ばれたほうが幸せになれるというわけです。さらに言えば、「選ばれる」ことばかり待たないで、「自ら選ぶ」くらいの気持ちでいたほうがいいでしょう。

 

“本当の愛”を持っている男性の見抜き方

では、「“本当の愛”を持っている男性(=人を愛せる男性)」を自ら選ぶ際には、どうしたらいいでしょうか? どうしたら、そういう人だと分かるのでしょうか?

それは、まずは自分も“本当の愛を持っている女性”になることです。そうでなければ、相手が“本当の愛”を持っているかどうかなんて、見抜けないことも多いでしょう。

その前提の上で、 “本当の愛”を持っている人の特徴を挙げるとすれば、それは、「誰に対しても優しい人」です。よく女性は、「自分にだけ優しい男性が好き」だということも多いものですが、そんな男性はあなたが彼にとって都合が悪い存在になると、手の平を反すように冷たくなるものです。つまり、そこにあるのは、単なる“自己愛”だったということです。

自分の内側に愛をたくさん持っている人は、誰に対しても愛情深い言動ができるものです。この人には愛情深くて、この人には冷淡である、なんて人は、そもそも心に愛はありません。そんな損得勘定しかない人は、自己愛しか抱いていないのです。

つまり、“本当の愛”を持っている男性を見つけるには、誰に対しても優しい人を探したほうがいいし、そういう男性に選ばれるためにも、自分自身も誰に対しても優しくて、“本当の愛”を持った人でいたほうがいいと言えるのです。

 

本当の優しさとは?

ただし、優しさというのは、“本当の愛”からくるものと、自己保身からくる“気弱さ”からくるものがあります。「何でも言うことを聞いてくれるから優しい!」なんて思ってしまう人は、そもそも本当の優しさを分かっていません。優しい人は、相手に嫌われる覚悟できちんと叱ってくれることもあるものなのです。つまり、本当の優しさを持っている人は、心が強い人でもあるんですよね。

また、“本当の愛”を抱くためにも、まずは「自分自身のことをきちんと愛せている」ことが大切です。自分を愛せていない人は、人のことを愛する余裕なんてないからです。

つまり、結論を言うと、男性を選ぶのであれば、「自分のことも、人のことも愛することができて、心が強くて、誰に対しても優しい人」を選んだほうがいいし、逆に自分自身もそういう人になったほうがいいということなのです。

愛することも、優しさを持つことも、言葉で言うほど簡単なことではありません。だからこそ、ただ“自分の都合のいい相手”を追い求めるのではなく、日々、自分自身を磨いて、人の見る目も養っていくことが大切なのです。上っ面の恋愛テクニックに惑わされることなく、本当の魅力を理解できる人でありたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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