FAXは電話と一緒
通常の家庭用のFAX機は、アナログ回線やISDN回線等を使って相手のFAXに電話をし、画像を送信します。その際、画像データは音声に変換されて、単純にその音声を相手のFAXが聞き取って画像に戻して印刷(表示)する、という仕組みになっています。
よって、FAXは画像をやりとりするとはいえ、相手のFAX機とデータのやりとりをしている間は、普通に「もしもし」の通話をしているのと同じ料金がかかります。
FAX機の通信速度を調べよう
家庭用FAXもスキャナ・プリンタ等がついた多機能機種が多くなってきました。写真はシャープの「UX-MF40CL」 |
経験された人も多いかもしれませんが、FAXを送信または受信中に、なかなか通信が終わらないことがあります。
FAXにも解像度があり、ファイン(高画質)モード等で送ると送る量が増え、結果的に通信時間が長くなることがあります。これは致し方ないことなのですが、同じFAXを送受信しても、常に同じ時間で終わるかというと、そうでもないのです。
FAX機には通信速度が定まっていて、業務用では最高14400bps(14.4Kbps)のものが一般的なようです。家庭用FAX機だと、少し前の機種や安価な機種だと通信速度が遅いものも多く、未だに最高でも9600bps(9.6Kbps)以下でしか通信できない場合も多くあります。
ご利用のFAXの最高通信速度がどれくらいか、取扱説明書やウェブサイトで調べてみて下さい。
FAX買い換えで通信費が安くなる!
もし、FAXを良く利用される場合で、ご利用のFAX機の最高速度が14400bpsでないならば、思い切って買い換えてしまうと通信費が大幅に節約できる可能性があります。
ご利用の電話回線がIP電話など全国一律料金のものや、送信先が市内などに限定されている等の場合は良いですが、そうでないのなら、接続速度が遅くなればなるほど通信料がかさむことになります。