ネットショッピングや出前など宅配を利用するときに気を付けたいこと
新型コロナウイルスの影響で、需要が高まった通信販売や出前などの宅配。利用する側からすれば、外出回数を減らすことができるサービスなので、この1~2カ月で利用した人が多いのではないでしょうか。一方で、これは以前からいわれていたことですが、配送業界は人手不足。そこに今回のコロナ禍でネットショッピングを利用する人が激増したため、配送業者の負担はさらに大きくなっています。
そのような中で利用者側も、今までとは同じ感覚ではなく、ネットショッピングや出前などの宅配を利用する際に気を付けたいことがあります。
住所はしっかり伝える
よく来てくれる配送業者の方であれば問題ありませんが、初めて出前を頼んだときなどであれば、配達してくれる人が迷わないように、マンション名をしっかり書いたり、備考欄に届け先の目印となるものを書いておくなどするといいでしょう。再配達がないようにする
最近では少しずつ再配達をしないで済むようなシステムもできつつありますが、それでもまだまだ再配達の件数は多く、配送業者の仕事量を増やしてしまっています。再配達にしないためには、以下のような対策が可能です。
▼配達時間を指定
ネットショッピングなど、オーダー時に時間指定ができるところもあります。例えば、クロネコヤマトではLINEやメールを登録しておくと配達予告のメッセージが来て、そこから簡単に配達時間を指定することが可能です。他の配送業者でも取り入れているところがあるので、利用するときに確認してみましょう。
▼不在でも置いていってもらうシステムの利用
大型のマンションなどにある「宅配ボックス」を利用できればいいのですが、大きさなどの問題もあり、利用できないケースもあるでしょう。
最近では、「宅配ボックス」以外にも不在時に対応できるサービスがいくつか始まっています。
例えばAmazonでは「置き配」というサービスがはじまっており、注文時に「置き配」を指定すると、不在でも玄関前など指定した場所に置き、置いた様子を画像で購入履歴から確認することができます。
また、近くの実店舗から生鮮食品も配達してくれるネットスーパーには、保冷剤をいれたボックスで置いていくというサービスをやっているところもあります。 宅配ボックスのように常時場所を取るものではなく、ワイヤーキーつきバッグタイプの「簡易宅配バッグ」も登場しています。
ただし置き配に関しては、防犯上、長時間放置しないで済むようにすることも大切ですし、雨の日の対策も考えたほうがいいでしょう。
▼別の場所で受け取るという方法
宅配の中にはコンビニ受け取りを指定できるものもありますし、最近では駅やスーパーなどに宅配ボックスの代わりとなるロッカーがあり、そこに自分で取りに行くという手段もあります。
配送業者の方も利用者側も気持ちよく活用するために
宅配が来た際に在宅していても接触機会を減らすために、インターホンでやりとりをしサインが不要であれば玄関前に置いて行ってもらうことも可能です。また忘れがちですが、対面するのであればやはりマスクは着用したいところ。玄関にマスクを1つ置いておくといいでしょう。
現在は物流量が激増していて、配送の遅れなども考えられます。今が大変な時期であることを理解して、寛大な心で待つようにしたいものです。
少し気を配ることを増やすだけで、配送業者の方も利用者側も気持ちよく、また無駄な作業も減らすことができるので上手に利用していきたいですね。