ADSLなら最速タイプを <高速率★★☆>
光ファイバーを別途引き込む光接続がオススメ。 |
当たり前ですが、契約しているインターネット回線をより速いサービスにすることは重要です。ADSLなら1Mタイプよりも、50Mタイプの方が速度が速くなることが多いです。料金面では、NTT東日本のフレッツ・ADSLだと、1.5Mタイプが2,730円/月、最速の47Mタイプでも2,940円/月と、210円しか変わりません。少しでも回線を速くしたいというのなら、最速のADSLを選んだ方が良いでしょう。
しかしながら、ADSLの速度はNTT収容局からの距離に大きく依存し、例え高速の50Mタイプを契約したとしても、距離が長いなど環境が悪ければ、思いもかけず速度が出ない場合もあります。環境が劣悪だと、ADSLが使えなかったり(リンクしない)、ダイヤルアップと同じくらいの低速しかでない場合もあるのです。実際、筆者もADSLで40kbps程しか出なかった経験をしたことがあります。
やっぱり光接続がオススメ <高速率★★★>
環境によって速度が大きく変化するADSLに比べ、光ファイバーを使った光接続(FTTH)は、環境にほとんど依存せず、安定して高速通信ができるためオススメです。光接続の提供エリア内に住んでいて、経済的に余裕があるならば、迷わず光接続にすべきでしょう。遅かれ速かれ回線は光ファイバーへと移行していきます。キャンペーンなどで工事費が無料または格安になっている今が、実は最もお得に導入できる機会かもしれません。
ちなみに、筆者の環境でADSLだと約7Mbps程しかでませんが、光接続だと約70Mbps出ています。
光接続の価格も、ADSLの開始当初ぐらいの価格にまで下がってきましたし、マンションタイプならば、ADSLよりも安い場合すらあります。導入するしないに関わらず、エリアや価格など調査する価値はあるでしょう。
LANカードで高速化! <高速率★★☆>
回線を高速化しても、一向に速くならないという人は、LANカード(ネットワークカード)をチェックしてみて下さい。LANカードとは、パソコンをネットワーク(LAN)に接続するための拡張カード(ボード)のことで、パソコンに内蔵されています。電話用のモジュラージャックと似た形状で、若干大きめのジャックが付いている部分がそれです。
LANカードには性能的にいくつか種類があり、10BASE-Tという10Mbpsの規格と、100BASE-TXという100Mbpsの規格が一般的です(現在は1000BASE-Tも市販されています)。実効速度(実際の速度)は、10BASE-Tで約8.5Mbps、100BASE-TXで約94Mbpsほどと言われています。パソコンに搭載されているLANカードが10BASE-Tだと、せっかく回線が20Mbps出ていても、LANカードで速度低下してしまい、結果として8Mbps程しか出ないということにもなりかねません。
ここ2~3年で新品パソコンを購入した人はまず大丈夫でしょうが、4~5年以上前のパソコンを使っている場合、LANカードの規格を確認してみて下さい。LANカードの規格はパソコンの取扱説明書の仕様などのページに記載されていることが多いです。
万が一、10BASE-TのLANカードがついていたら、100BASE-TXまたは1000BASE-Tのものに交換してください。自分で交換すれば千円~数千円でできます。