ポイントを意識して支払えば節約になる「ポイ活」のはじめかた
2018年末からのコード決済(スマホ決済)の賑わいで「ポイント○%還元!」というような宣伝文句を耳にすることも増えたかと思います。コード決済も1年半が経過して落ち着き始めたこともあり、高還元率の話も少なくなりましたが、それでもポイントを無視した消費活動はもったいない。預貯金金利が低い現在、たとえ0.5%の還元であってもポイントを意識するほうがおトクに生活ができます。ポイントを意識した消費活動、通称「ポイ活」。支払い方を意識するかしないかで、同じ支払い額でも1年後に貯まっているポイントは大きく違ってくるのです。今回は、今までポイントを意識していなかった人でも始められる、最低限ここだけは押さえておこうという内容をご紹介します。
実店舗では共通ポイントカードを利用
お店ごとのポイントではなかなか貯まらないのが実情。それであれば提携先が多く、複数の店舗で使うことができる共通ポイントカードがおすすめです。TSUTAYAなどを運営しているカルチャー・コンビニエンス・クラブの「Tポイント」、楽天の「楽天ポイント」、ドコモの「dポイント」リクルートの「ポンタカード」などがそれにあたります。共通ポイントカードなら、ガソリンスタンドで貯めたポイントを、コンビニエンスストアで使うということも可能。1ポイントから現金の代わりのように使えるので、「ポイントが貯まらないうちに失効してしまった」ということも防げます。
ネットショッピングならポイントモール経由
「ネットのショッピングモール」や「ポイントモール」という言葉を聞きなれない人も多いかもしれません。大手のネットショッピングサイトのリンク集のようになっているもので、各クレジットカード会社が運営していたり、最近ではLINEショッピングのような会社も運営しています。例えばAmazonや楽天で買い物をしようと思ったとき、直接そのお店のWEBサイトを開いたりアプリを開いたりするのが一般的です。しかし、ネットショッピングモールにある「Amazon」や「楽天市場」を経由(クリック)してから目的のECサイトに行くと、購入した金額に応じてネットショッピングモールでのポイントが貯まるという仕組みです。
これは決して怪しいものではなく、ネットショッピングモールに掲載するためにECサイトが広告料のようなものを支払っていて、そのうちの一部が消費者にポイントという形で還元されているものです。 掲載されているECサイトはネットショッピングモールによって異なるので、自分が利用したい店が掲載されているモールを利用すると、より多くポイントを貯めることができます。またネットショッピングモールでは、特定のお店のポイント10倍や20倍という高還元率のキャンペーンをしていることも多いので、モールを通さずに買い物をするのとしないのとでは貯まるポイントも大きく違ってきます。
ネットショッピングモール専門のサイトというのもありますが、初めての方はまずはクレジットカード会社の運営しているモールを利用するか、LINEを利用しているのであればLINEショッピングから始めてみるのもよいでしょう。