節約/通信費の節約

P-docoやココセコムで子供を守ることができるのか? 通信で子供を犯罪から守る方法1(6ページ目)

子供を対象にした誘拐や殺人事件が増加する中、「位置情報サービス」は子供を守る手段となりうるのでしょうか?今回はいくつかのサービスの実力をご紹介。お子さんをお持ちの方は必見です!

執筆者:大串 明弘

 都市部に強いPHS、郊外に強いGPS

いろいろな場所で測定してみたところ、ビルや地下の多い都市部では、PHSの「いまどこサービス」が、木造の建物や開けた場所など郊外では、GPSの「ココセコム」が良い結果となりました。

「ココセコム」の場合、最良の条件下だと、5m以内での精度が出ることもあり、高速道路を走っている場合など、ほとんどのケースで地図上でも高速道路上に表示されました。位置もピンポイントで出るため、いざというときに特定しやすいでしょう。

「いまどこサービス」の場合、端末の場所がある程度の誤差を含んだ円形のエリアで表示されるので、いざというときは、そのエリア内をくまなく探す必要があるでしょう。そのエリア内でも見つからなかった場合、半径500m~1kmまでそのエリアを広げなければならず、位置の特定をするには難しいかもしれません。

 位置を特定するなら「ココセコム」

よって、位置を特定したいのならば「ココセコム」大体の位置を把握したいのならば「いまどこサービス」が最適かと思います。目的に応じて、サービスを選ぶと良いでしょう。

ちなみに、私が試用した感想ですが、「ココセコム」の精度の高さと地図の出来には驚かされました。コンパスも頼りにならない樹海でも、ココセコムさえあれば抜け出られそうです。以前に比べ、端末もグッと小さくなったココセコム。子供に持たせるにはベスト・チョイスかもしれませんね。

次回は、気になるサービス内容・料金などについて比較したいと思います。(つづく)


関連サイト: いまどこサービス(NTTドコモ)
  ココセコム(セコム)
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