■最大速度が違う
ADSLの加入者が増加すると共に、サービスの種類も多種多様になってきました。1M、1.5M、8M、12M、24M等いろいろありますが、この違いは『速度』です。インターネットに接続する回線の速度が速いか遅いかというのが主な違いになります。
1.5MのADSLといえば、最大1.5Mbpsで通信できるADSLという意味。1M=1000kですので、kbpsでいうなら1500kbpsです。(bpsなど通信速度の単位について詳しく知りたい場合はガイド記事『bpsって何のこと?』を参照)
数字が大きくなればなるほど、回線速度が速くなるのです。
“回線速度が速い”とはどういうことでしょうか?
ADSL回線を道路に例えて考えてみましょう。最高制限速度が30km/hの道路と60km/hの道路があったとします。どちらがより速く目的地に着くことができるでしょうか? もちろん60km/hの方です。道路は車が通りますが、インターネットは「データ」が通ります。データが速く来れば、ホームページの表示が速くなったり、ソフトのダウンロードが速くなったりするのです。
アナログ回線で接続している人(ダイヤルアップ接続)は、最高56kbpsです。ADSLの場合は、1Mで1000kbps、12Mで12000kbpsでるわけですから、もの凄くスピードが違うのです。
■料金はどれくらい違うの?
速度によって月額料金はどれくらい違うのでしょうか?
NTT東日本の「フレッツ・ADSL」の場合、1.5Mタイプで2600円、8Mタイプで2650円、12Mタイプで2700円、24Mタイプで2750円となっています。1.5Mと24Mでも150円しか異なりません。(※フレッツADSLの場合は、左記料金の他にプロバイダ料金もかかります)
|
1MコースがあるBIGLOBEの場合、1Mタイプで2000円、1.5Mタイプで2980円、12Mタイプで3380円。1Mと12Mでは1380円の差があります。
|
月1380円違うと1年で1万6560円にもなってしまうので考えてしまいますが、150円程度なら「それで24倍の速さになるなら安いよ!」なんて考えてしまいます。
実は、ここにADSLの“落とし穴”があるのです!