■常時接続って何?
ちょっと難しいお話しかもしれませんが、まずは用語のご説明から。
『常時接続』というのは「特定の2点間を24時間切れることなく接続し続ける」こと。「専用線」の事を指します。言ってみれば、どこかへ電話をして、相手が出た状態を、会話をするしないに関わらず24時間365日ずっと続けるようなものです。当然、このようなサービスは料金が高いことは言うまでもありません。ずっとどこかに電話を繋ぎ放しにしたら大変な金額になりますよね?
実際、OCNのサービスで「OCNエコノミー」というものがあり月額32,000円もします(2001/12/28現在)。以前は常時接続というと、このような回線のことをさしていました。
■ADSLやフレッツ・ISDNは常時接続ではない
しかし、最近では『常時接続』という言葉は、「繋げ放題」を意味で使われているようです。ADSLやフレッツ・ISDNの広告で『常時接続』という言葉を目にします。
ですが、気を付けてください。ADSLやフレッツ・ISDNは常時接続ではないのです。ADSLサービスやフレッツ・ISDNの様なサービスは常時接続は保証していません。すなわち、1日24時間、365日接続することを保証するサービスではないのです。ですので、途中で切れたりしても当たり前なのです。
その代わりと言っては何ですが、料金も専用線と比べると格段に安い金額に設定されています。
常時接続でない代わりに安いということですね。
ちょっと紛らわしいかも知れませんが、ここでは一般的に「繋ぎ放題」のサービスのことを『常時接続』と呼ぶことにしましょう。