日本人なら誰もが日常的に使う「箸」。ものを食べる道具として私たちにとっては当たり前の存在です。食事の道具である箸にすら意味を持たせるのは日本人ならではかもしれません。
例えば、割って2本にして使用する割り箸は結婚式の席にはタブー。それは、ふたりの仲が「割れる」に通じると考えられたから。逆に、2つないと用を成さないことから、夫婦を象徴する縁起物とする考え方もあります。
そこで、今回紹介するのが、Bo Project.の「OHASHI」。結婚式場の宴席で食事に使った箸をそのまま贈り物に……と考えられており、使った後は箱に収めて持ち帰ってもらうというアイディアが形になったギフトです。
コンセプトに惚れたギフト―OHASHI
昨今の結婚式では、家族婚や少人数婚、会費制パーティが増えています。幅広いゲストを招待する披露宴では、ご祝儀をいただいて引出物をゲストに渡すのが当たり前でしたが、披露宴の形が多彩になった今、引出物にも変化が求められています。特に会費制パーティはそれが顕著。プチギフトよりも重みがあり、引出物ほど大げさではない、なおかつセンスを感じてもらえる。そんなギフトを新郎新婦は探しているんです。
婚礼ギフトとして生まれた「OHASHI」は、素材や削り方にもこだわった職人さんの作る本格派。世界で最も固いとされる鉄木は「絆」など、素材の特性から結婚式にふさわしいストーリーをつけており、それがまたいいのです!
箸なら誰がもらっても必ず使うものだし、予算の面でもはまりやすい。使い捨てではないecoなアイテムであること、職人の技の継承に貢献できることなど、プラスアルファの価値もあります。
素材や形、そしてデザインにもこだわったBo Project.の箸は、外資系ホテルやアッパー層に支持されるレストランでも活躍中。上質さを求める客層に提供されていることからも、品質を大切に作られていることがわかります。
突出しているデザイン性と質のよさ
私自身、OHASHIをギフトに贈られる立場を経験し、今も自宅で使用しています。実に使いやすく、品質のよさを実感。
ウェディングプランナーとしても、お客様のパーティで採用され、ゲストの反応も体感しましたが、使った箸を箱に収める前にきれいにするミニおしぼりもついているなど、持ち帰りのための配慮もなされていて好評でした。
他のメーカーから類似品も出されていますが、OHASHIは品質とデザイン性のよさが際立っていてると感じます。本当の意味で長く使ってもらえるギフトになるはずです。
贈るだけでなく、自分でも使いたい「自家需要」にも
箸にこだわってユニークなプロダクトを展開しているBo Project.。ほかにも日本のモチーフを色で表現した、重ねると1本の棒のようになる今までにない発想の箸「nicoichi」もあります。こちらは個人で購入することも可能。
前述のOHASHIについては、提携の結婚式場やプロデュース会社からの販売で手配できます。取り扱い式場はメーカーにお問い合わせください。式場で取り扱いがない場合は、私のほうでも提携しているのでお手伝いできますよ。
日常を非日常のために素敵にリ・デザインしたお箸のギフト、おすすめです。
DATA
Bo Project.┃OHASHI、Nicoichi
<OHASHI>
箸:全16種類 × BOX:全9種類の組み合わせ
BOX、箸(洗浄済み)、箸置き、箸拭きのセット
<nicoichi>
全15種類