仕事柄、テレビ関係者と話をする機会があるのですが、あるとき「すごいお茶があるんですけど興味あります?」と聞かれたことがありました。普段はコーヒー派なのですが、日本茶も抹茶も麦茶もウーロン茶も何でも飲むタイプなので、「すごいって、どのレベル?」と思わず食いついた私。
そのときに教えていただいたのが新緑園の「まれもの」です。稀にしか手に入らないから「まれもの」。味はもちろんですが、飲む前の茶葉から違いました。
”九段レベル”の貴重なお茶「まれもの」
私に「まれもの」を教えてくれた方に「すごいって、どのレベル?」と聞いたら、「九段レベルです」という答えが。「九段?」最初、どういう意味かわからなかったのですが、調べてみると、「全国茶審査技術競技大会」で九段を取得した茶匠が厳選して仕上げた茶葉ということがわかりました。この大会は日本茶のオリンピックのようなもので、茶匠がお茶の産地や品種を答える競技が行われます。そのなかで九段を取得した茶匠が選び、火入れ(仕上げ加工の工程のひとつ)をしてようやく仕上げたのが「まれもの」。おいしくないはずがありません。
普段飲んでいるものと、茶葉の色合いや細かさを比較してみました。上の写真、左は100g 1,000円のお茶、右が「まれもの」です。「まれもの」のほうが、茶葉が大きく、色が濃いのがわかります。
たった1杯のお茶で贅沢な気分になれる
「まれもの」は、80gで2,160円(2019年9月現在)と、一般的な茶葉に比べると高価です。もったいなくてちょっとずつしか飲めないなと思っていたのですが、空気に触れることで酸化して、味が落ちてしまうと聞いて、今は遠慮なく飲むようにしています。でも、味はもちろんですが、「まれものを飲んでいる」という行為にも価値があるように私は思います。高価なお茶、稀にしか手に入らない茶葉という付加価値がつくことで、「なんだか贅沢してるな」という気分になります。まるで自分へのご褒美のような感覚なのです。
普段の生活ではゆっくりお茶を楽しむ時間はないかもしれませんが、何かのご褒美のときの高級日本茶もなかなか粋だと思います。
海外でも認められた数々の受賞歴
「まれもの」は、これまでいくつもの賞を受賞しています。2016年 日本茶AWARD 「プラチナ賞」受賞
2018年 Great Taste Award (英国)「3つ星」受賞
2018年 国際名茶品評会 「金賞」受賞
2018年 日本茶AWARD 「プラチナ賞」受賞
これだけの賞をもらっているということは、国際的にも認められているということ。そういえば私の知り合いのアメリカ人は、食後にお茶を飲みます。海外でも「GREEN TEA」は人気なので、海外に住んでいる人への贈り物としても最適だと思います。
DATA
新緑園┃まれもの
内容量:80g