家計簿・家計管理

働き方改革で手取りが減った人がやるべき6つの対策

働き方改革や新型コロナウイルスの影響で残業がなくなり手取りが減った人に、収入を増やす努力をしながらも家計を上向かせ、潤いを持たせるためにやれること6つをお伝えします。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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働き方改革や新型コロナウイルスの影響で給与減、家計をどうやり繰りする?

働き方改革で残業が減った、休日が増えた、有給が取りやすくなったなど、労働環境の改善が図られている半面、働く時間が減った分「手取りが減った」という人も少なくありません。
さらに、新型コロナウイルスの影響で、勤務時間の短縮や業績悪化等で給料減、ボーナスカットという人も少なくないでしょう。

国の制度や勤務先の雇用条件というのは、いち個人が変えられないので、どうしても国や勤務先の提示した条件に則って働くしかありませんね。しかし、手取りが減れば働くモチベーションは下がり、日々の生活を楽しいと感じられなくなる場合もあります。

そこで少し発想を切り替えて、国や会社に依存せず、自分らしく仕事やお金と向き合い、楽しく暮らせる方法を考えてみてはいかがでしょうか? 今回は、自分で自分の「生き方・働き方改革」を行うために、収入を増やす努力をしながらも家計を上向かせ、潤いを持たせるためにやれること6つをご紹介します。
 

1.収入を上げる手段を考えてみる

働き方改革で収入が減った人の多くは、「残業代」に依存していた人が多いのではないでしょうか? 残業が減れば、「時間」に余裕が出ます。その時間を有効に活用して、収入アップする方法や稼ぐ手段を考えてみてはいかがでしょうか?
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収入アップを目指してスキルを磨こう!


■スキルアップのために勉強を始める
何か挑戦してみたいことがあればこの機会に勉強し、資格が必要なら取得を目指します。勉強して資格を取り、少しずつ経験を積むことで今の職場でのキャリアアップや転職に活かせるようになります。

副業に関しても、少しずつ規定が緩やかになってきました。また、人生100年時代といわれる今、副業は定年後にもプラスに働きます。会社員でも若い時から好きなことや得意な分野を勉強し、経験を積むことで、定年後の仕事にも困らないうえ、早期リタイアして起業することも可能になります。

何より、誰かに雇用されることなく、好きなことで稼げるようになると、人生は素晴らしいものになります。
 

2.節約はリスクゼロ! 家計を見直してみる

スキルやキャリアを上げて、5%の収入アップするには多少の時間と経費が掛かります。また、資産運用で5%儲けようと思っても、反対に5%損が出る可能性があります。

しかし、5%節約をするのは、そんなに難しいことではありません。1回飲み会を減らす、携帯のキャリアやプランを変える、水道・ガス・電気の使い方やプランを見直す、といったことでリスクもなく簡単に家計の見直しができます。
 

3.ポイントを活用する

同じものを支払うにしても、現金ならポイントゼロですが、クレジットカードならポイントが付きます。このサービスは大いに活用していくことで、ポイントが貯まって外食代が浮いたり、旅行の飛行機代がタダになったりするなど、日々の生活に潤いが生まれます。
 

4.しっかり稼いで、楽しく節税する

収入を抑えて扶養に入り、節税……というのは、節税効果以上に世帯収入が減るので、個人的にはあまり得策ではないと考えます。それよりは、しっかり稼いで、納めるべきものを節税していく方が前向きです。

生命保険料控除、地震保険料控除、医療費控除、住宅ローン控除など、普通の会社員でもできる節税はいろいろあります。まずは、これらをフル活用しているか、チェックしましょう。年末調整時に申請漏れがあるともったいないです。

さらにワクワクするのが、「ふるさと納税」です。自治体に寄附するのですが、特産品がもらえるうえ、節税にもなるという優れた制度です。ふるさと納税のHPには、高級果物や肉、魚介類が数多く掲載され、商品を選ぶ時はワクワクします。節税とプチ贅沢のコラボは、最高です!
 

5.確実に貯蓄をする

収入アップや節約をしても、お金は使えないところで保管しないとすぐになくなり、努力が水の泡になります。収入アップや節約をするなら、浮いたお金をどのように貯蓄していくのか、一緒に考えていくことがとても大事なポイントです。

財形貯蓄(勤務先が制度を導入して入れば利用可)や定期積立は便利ですが、使ってしまいやすい預け先なので、なかなか貯まらない場合もあります。

一方、学資保険や個人年金といった保険商品は、解約すると元本割れを起こすので、多くの人が満期まで頑張って積み立てていきます。また、iDeCo(個人型確定拠出年金)は、原則として60歳になるまでは解約できません。

このように解約が難しい、または解約ができない商品も活用していくと、確実にお金は貯まっていきます。
 

6.運用して資産を増やす

毎月5万円貯蓄をするなら、そのうちの1~2万円位は「NISA」や「つみたてNISA」、「iDeCo」を活用して資産運用を始めてみましょう。投資したお金は、マーケットの影響で増えたり減ったりしますが、これも経済やお金の流れを学ぶ “生きたお金の使い方” です。

資産運用の勉強をしてから始めることをおすすめしますが、ある程度勉強したら実際に購入し、経験を積むことで相場観が身に付きます。配当金や株主優待で日々の生活に潤いが出てくると、とても楽しく続けられます。

働いて収入を得ることは、安定した生活に必須です。しかし、時代や景気によって置かれる状況は変わります。どんな状況になっても稼げる力を身に付け、「お金」に強くなれば、損をするどころかお得感のある生活を送ることができるようになります。

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