夫婦間で隠し事……秘密にしておいたほうがいいこともある!?
夫婦間でもウッカリ地雷を踏まないよう配慮して
夫婦だからと油断してウッカリ地雷を踏まないよう、パートナーにも秘密にしておいたほうがいいことを考えてみましょう。
夫婦でも秘密にしたほうがいいこと1:過去の恋愛・過去の結婚相手話
元カレ、元カノの話題は要注意
もし、昔の相手をほめ過ぎてしまうと、「(あなたより)そっちのほうがよかった」かのように聞こえてしまい、余計な嫉妬心を掻き立ててしまうことにもなりかねません。
逆にあまりに悪く言い過ぎるのも、「昔好きだった人でも、別れたらこんなにひどくディスるような薄情な人間なんだ」と思われ、話し手自身への信頼感を失うことになってしまいます。どちらにしてもマイナス面が大きく、上手に伝えるには難しい話題です。
また、自分では言わなくても、相手から昔の恋愛や結婚について聞かれる場合があるかもしれません。「何人と付き合ったの?」「肉体関係にあったの?」「どんなふうに一緒に暮らしてたの?」など、過去を詮索する質問は、質問する側が自分に自信がなかったり、パートナーとの関係に不安や疑問を感じていたりするときに発せられることが多いものです。ウッカリ、聞かれるままに答えてしまうと、余計にパートナーの不安を掻き立てたり、心を乱す恐れもあります。
今を大切にしたいなら、たとえ相手から聞かれても秘するが花。黙ってスルーをして、パートナーへの愛をしっかり伝えてあげるのがオトナの対応です。
夫婦でも秘密にしたほうがいいこと2:自分の個人的な貯金残高の話
将来に備え、個人の資産は秘密のままにしておくべき?
収入を得るのは1人でも共働きでも、現状のお金の出入りをまずはしっかり認識することが最初の一歩。さらにその上で、無駄な日常の出費を見直したり、ローンの返済方法などを検討したり、将来に備えて保険、貯蓄や投資などを計画したりなど、2人で一緒に家計の戦略を立てることが大切です。
しかし、もし自分で独身時代に貯めたお金があるなら、また、結婚後にへそくりとして密かに貯めたお金があるなら、それに関しては秘密にしておいたほうがいいかもしれません。
人生100年時代、いつ自分に大きなけがや病気が降りかかってきたり、あるいはパートナーに先立たれてしまったりするかもしれません。どんなに仲良しなカップルでも、今後何か不測の事態が起きて、夫婦がそれぞれ別々の道を歩むようなことが起きる可能性だってゼロではありません。
そのような事態に備えるためにも、2人のお金と個人的なお金はあえて分けておき、「いざというとき、1人になったとき」の支えとして、こっそり確保しておきましょう。
うっかりパートナーに教えてしまったばっかりに、「じゃあそれ、家計に入れて」となって、コツコツ貯めた貯金が単なる生活費に消えてしまった……というような悲劇が起きないようにしましょう。
夫婦でも秘密にしたほうがいいこと3:夫婦以外で楽しみたい趣味
パートナーなしで楽しみたい趣味もある
しかし、趣味の中には「1人で楽しみたい」あるいは「夫婦以外の仲間でワイワイ楽しみたい」というものもあるかもしれません。
夫婦で一緒に行う趣味は、どうしても旦那様主導になってしまい、趣味の仲間の中でも、あくまでも「〇〇さんの奥さん」としてしか扱われないこともあります。また、パートナーと一緒だと、参加者の他の異性とは遠慮してなかなか話しづらい、パートナーの視線が気になる、などの声を聴くこともあります。
たとえ外出先でも、グループで集まっていても、結局は旦那様としか会話や行動ができず、「日常の延長でつまらない」ということも実際に起きてきます。
そこで、自分だけの時間を楽しむために、1人で楽しみたい趣味や、気兼ねなしに異性の仲間と盛り上がりたい趣味は、あえてパートナーに秘密にしておくのもおすすめです。
夫婦でも秘密にしたほうがいいこと4:相手の容姿や好みの不満・批判
夫婦とはいえ、親しき仲にも礼儀あり
どんな相手でも100%自分の好みとあっていることはないでしょう。自分の不満・批判は心の中にしまって、まずは相手のありのままを尊重してあげることが大切です。
ただし、相手が改善できることで、どうしてもそれを変えてほしいと望むなら、伝え方に工夫が必要です。「こういう服が好きなの? ダサ過ぎ」と相手の好みを全否定するのではなく「これより、あっちの服のほうが私は好きだな」と「私は」を使った「アイメッセージ」にして、相手を尊重しつつ希望を伝えましょう。
夫婦でも秘密にしたほうがいいこと5:相手の親への不満
パートナーの親への悪口は想像以上に危険
やってしまいがちな誤りとしては、パートナー自身が吐き出す悪口につい乗っかって、一緒になって不満をぶちまけてしまうような行動。たとえ自分も親の悪口を言っていたとしても、他人から同じように悪口を聞かされるのは容認しがたいのが一般的です。その手の話題が出たら安易に乗っかったり否定したりせず、ちょっと距離をおき、沈黙を守りましょう。
夫婦とは、別々の環境で育ち、異なる価値観を持った人と人の共同生活なのですから、コミュニケーションに配慮や工夫が必要なのはむしろ当たり前かもしれません。積極的に嘘をつく必要はありませんが、必要のないことはあえて伝えないという「沈黙」の選択肢も持っておくことが、上手なコミュニケーションにもつながります。
また一方で、パートナーに秘密やミステリアスな部分があるのは、夫婦仲がマンネリ化しない秘訣でもあります。バランスの良い夫婦の距離感を保つために「秘密」を上手に利用しましょう。
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