ロンポス社が8年の研究開発期間を費やして製作した、ブロックで穴を埋める知能パズルゲーム「ロンポス」
今回は、“旅育”を実践してきた我が家で必ず旅に持っていった「ロンポス 4Dパズルゲーム シリーズ」という知育ゲームを紹介します。
球が連なった異なる形のパーツを組み合わせて遊ぶのですが、やってみると子どもだけではなく、親も夢中になるおもしろさ。ケースに入っているので持ち運びも便利で旅に持っていくのにぴったりです。
単純……だけど面白い! IQ28からIQ280までの難易度に挑戦!
シンプルながら頭を使うので、子どもからお年寄り、リハビリなどにも
ロンポスの遊び方はいたってシンプル。ロンポスには問題冊子があり、各問題ではパーツの並べ方が途中まで指定されています。まずはその通りに並べて、あとは指定されていないデフォルトのスペースを、残ったパーツでどう埋めるかを考えていくというもの。
最初はデフォルトのスペースはパーツ2つ分。8~9歳以上が対象となっていますが、息子は5歳ぐらいから、テレビで見て興味を示し、旅でロンポスに挑戦しています。
幼い子でも、パーツ2つだとはめたり外したりしているうちに「ピタッ」と(偶然でも)収まる瞬間がやってきます。それで子どもがニヤリとしたらしめたもの。「できた!」という成功体験を積みながら各自のペースですすめていけるので、どんどんはまっていきます。
難易度があがるとデフォルトのスペースがパーツ3つ分、4つ分と大きくなっていくので、パーツの組み合わせ数も多く複雑になります。
問題冊子は最初の2冊は平面、後の2冊はピラミッド型の立体となり、立体になると相当難しく大人でも解けない問題も多くなります。それもそのはずで、問題集ではIQ28からIQ280までの難易度だとか。
息子は3冊目の途中で手が止まったので、無理に先には進めず、できた問題のタイムを計ったりして遊んでいました。
親子で対戦もできる。よく考えられたルール
ロンポス 4Dパズルゲーム シリーズは、ロンポスが2個セットになっているので、どちらが早くできるか対戦も楽しめます。大人と子どもが対戦したら大人が勝つに決まっている……と思うかもしれません。でもこの対戦システムがもうまくできており、レベルの違う人同士でも楽しめるようになっています。
ロンポスの問題には、レベル番号の他にサイコロの目が記載されていて対戦の際などに利用する。(写真はレベル2の1のぞろ目)
対戦の場合は、2つのさいころを振って出た目の問題を解きますが、難易度のレベルごとに、問題にさいころの目が指定されています。
例えば、1のゾロ目なら、子供は2レベル、親は10レベルの1のソロ目問題にチャレンジするというシステム。これなら、力の差があっても、自分のレベルにあった問題を解くので、どちらが早くできるかはゲームが終わるまでわかりません。
推理力や理解力もUP。ゲームであってテストではない
説明書には、子どもの推理力、組織力、理解力、計算力、記憶力などの力を育むことができること、そして「ロンポスはゲームであってテストではない」との一文もありました。子どもが集中している時は褒めて、煮詰まったら一休み。無理強いは禁物のようです。我が家にあるのは、台湾に本拠地を置くロンポス社のものですが、最近は日本マーケットにアレンジしたほかのロンポスシリーズや、小さなお子さんから楽しめるやさしいものもあります。
スマホゲームと異なり、手を使って試行錯誤することは脳にもいいですし、お子さんの「できた!」という自信を積み上げながら進められることで、自己肯定感も高まります。
私が推進する旅育メソッドに通じる概念もあって、おすすめの知育ゲーム。ぜひ次回の旅行のお供にしてみてはいかが?
DATA
ロンポス | ロンポス 4Dパズルゲーム
ブロック:ボールブロック×12種×2セット
タイプ:平面(2D)、立体ピラミッド(3D)
セット内容:パズル本体 2式、砂時計、サイコロ、色鉛筆、解説書(1冊)、問題集(4冊)
大きさ:直径160mm×半径96mm(ケース)
対象年齢:8歳以上
原産国:台湾