非常時には本体が光って危険を周囲に知らせてくれる |
また、キッズケータイには「おまもリモコン」という時計型の端末が付属する。これを身につけていれば、ケータイ本体と離れた時に「おまもリモコン」からアラームがなり、置き忘れたことを通知してくれる。子どもが公園などで遊んで、ケータイを置き忘れるといった心配がない。ちなみにこのおまもリモコンは「ブルートゥースではなく、富士通の独自開発の通信技術を使っている」(NTTドコモ)ということだ。
また、おまもリモコンにあるボタンを長押ししていると、ケータイ本体がアラームを発してくれる。部屋のなかなど、どこに置き忘れたかがわかるのは、大人でも欲しい機能と言えるだろう。
今回、富士通はこのキッズケータイをF703iベースに開発しているため、防水機能が備わっている。ケータイ本体はIPX5/IPX7等級の防水性能、おまもリモコンはIPX5。IPX5等級では、どんな方面から水が当たっても平気だ。IPX7では、水のなかに30分つけても問題なくなっている。水遊びの多い子どもでも安心して使えると言えるだろう。
キッズケータイでは、iモード、メール、iアプリ、カメラなど、特定の機能に利用制限をつけることができる。
まさ、昨今、子どもが悪質なサイトにアクセスしたり、「学校裏サイト」と呼ばれるサイトにアクセスし、いじめに加担してしまうという例が後を絶たないが、NTTドコモでは、インターネットへのアクセス制限ができるフィルタリングサービスも用意している。
防犯ブザーやGPS連携など、子どもにケータイを持たせると安全な面ばかりが協調されるが、悪質サイトへのアクセスなど、マイナス面もあることを忘れてはならない。これらのフィルタリングサービスをきっちりと契約しておくことをオススメする(今後、未成年がケータイを契約する場合は、これらのフィルタリングサービスの契約は必須となる予定)。
11月からは、NTTドコモの新しい端末販売制度により、子どもが携帯電話を所有する場合に月額735円で契約することができる(ファミ割ワイドバリューの場合、端末割賦価格は別)。
小学生の高学年ともなると、大人と同じケータイを持ちたがるという。もし、高学年以下で、子どもに持たせるケータイ選びで迷っているなら、是非ともオススメしたい端末と言える。