番号ポータビリティ制度開始後、一人勝ちを続けるau。一年でもっとも携帯電話が売れる春商戦に向けて、新製品を発表した。ワンセグやおサイフケータイ対応機種が一気に増えるなど、高機能路線を前面に打ち出している。早速、各機種の特徴をチェックしていきたい。

MEDIA SKIN


手触りが心地よいデザインケータイ。スペックも充実する

au・2007年春モデルのなかで、もっとも注目すべき存在が、「MEDIA SKIN」だ。「デザインのau」を一般に認知させた「au design project」の第6弾モデルとなる。
デザイナーは吉岡徳仁氏。このモデルはすでに2005年11月にコンセプトモデルとして発表されたが、ほぼそれに近い形で製品化された。
この製品の特徴はなんといってもその「手触り」。写真だけではなかなか伝わりにくいとは思うが、これまでにはない触感が気持ちいい。ホワイトとオレンジはさらっと、ブラックはしっとりとしたさわり心地なのだ。是非とも店頭で実際に触って試してもらいたいところだ。
もうひとつ、注目ポイントは世界初の「26万色QVGA有機ELディスプレイ」を採用している点。実際に製品を見てみたが、本当に美しい表現に仕上がっている。
「有機ELディスプレイはこれまでバッテリー寿命や画面の焼き付きの問題から搭載は難しかった。しかし、ようやく技術的な問題もクリアできたので、搭載することになった」(KDDI説明員)。
本体サイズが13.1mmと薄型ながらもワンセグにも対応する。おサイフケータイも使えるなど、スペックも充実。デザインと機能性を兼ね備えた一台といえるだろう。

W52T(東芝)


やや大きいスライド型。スペックはかなり秀でている

ハイスペック志向のユーザーにオススメなのがW52T(東芝)だ。
3.0インチで、しかもワイドVGAを搭載するなど、現行の携帯電話ではトップクラスの表現能力を誇る。ワンセグやデジタルラジオといった放送メディアにもしっかり対応。ワイドVGA液晶のため、パソコン用サイトの閲覧時や、道案内機能である「EZナビウォーク」使用時の地図表示などに威力を発揮する。
さらに本体メモリは1GBとなっているので、ワンセグならば5時間、着うたフルなら約650曲を保存することができる。
またブルートゥースにも対応しているので、ワンセグや音楽などのワイヤレスイヤホンで聴けるのも便利だ。
かなりのハイスペックが詰め込まれており、魅力はあるものの、本体サイズがかなり大きいのが気になった。実際に持ってみると、スライド式としてはとても大きいと感じてしまう。「大きくても、機能が豊富なら許せる」というユーザーなら選択肢になるだろう。


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