異国情緒ただよう港町・神戸「ひとり旅」

江戸から明治に時代が移り変わる、1868年に開港した港町・神戸。異国文化がいち早く流入し、今なお異国情緒ただよう街並みや美しい港の景観が、多くの観光客を引きつけています。
神戸北野異人館街「風見鶏の館」

神戸北野異人館街「風見鶏の館」


神戸は海だけでなく六甲山の自然や、「南京町(中華街)」のグルメなど様々な魅力があります。今回は、神戸の中心市街地・三宮にある「神戸三宮東急REIホテル」(以下、三宮REIホテル)に宿泊し、神戸「ひとり旅」を楽しみます。
 
【本記事で紹介するプラン】
午後、新幹線で新神戸駅に到着 → 地下鉄で三宮駅に移動 → ホテルにチェックイン後、夕食 → 翌日、神戸を一日観光
 

「ひとり旅」の宿と食事の悩み解決!

「ひとり旅」に出かけるときに、まず、悩むのが宿だと思います。一人で温泉旅館を利用するのは敷居が高いし、シティホテルなどでは、一人だと料金が割高になることが多い……。
 
また、食事も「ひとり旅」の悩みのタネ。ホテルや旅館のお食事会場にポツンと座って食事をするのは、なんだか気まずいことが多いですし、デパ地下やスーパーで買ってきた食べ物をホテルの部屋で食べる人も多いようですが、それでは味気ない気がします。
「三宮REIホテル」のレストランは、カフェ風でひとりでも入りやすくなっています

「三宮REIホテル」のレストランは、カフェ風でひとりでも入りやすくなっています


今回紹介する「三宮REIホテル」は、そんな悩みを解決してくれます。

元々、一人で泊まるお客さんが多いビジネスホテルなので、余計な気を使わずに気軽に泊まることができ、2016年から2017年にかけて全館リニューアル工事を行った際に、レストランをカフェのようなお一人様でも入りやすい雰囲気に改装しました。
クラフトビールの飲み比べメニューも!

クラフトビールの飲み比べメニューも!


また、メニューもクラフトビールや一品料理を増やし、ちょっと飲んでちょっと食べるといったニーズにも応えられるようにしました。
 
器をオシャレなカンヅメ風にした「イワシのカルピオーネ」(写真提供:三宮REIホテル)

器をオシャレなカンヅメ風にした「イワシのカルピオーネ」(写真提供:三宮REIホテル)

 
その結果、「宿泊のお客様以外にも、レストランにお一人で見えて、ワインやクラフトビールを飲みながら、料理を1~2品召し上がるお客様も増えました」(販売促進部の小宮晶子さん)ということです。
 

レディスフロアが充実

「三宮REIホテル」の客室フロアは、上層階でシックな空間の「S-CLASS」、女性専用の「レディス」、カジュアルな「スタンダード」の3タイプがあります。
 
「近年、週末は観光目的のひとり旅の女性のお客様が増えてきています」(総支配人の宮﨑公之さん)という女性ひとり旅の増加を受けて、改装時に新たに設けたのが10階の「レディス」フロアです。
日本最初の花時計である「こうべ花時計」をイメージした10階のエレベーターホール

日本最初の花時計である「こうべ花時計」をイメージした10階のエレベーターホール


10階のエレベーターホールに降り立つと日本最初の花時計である「こうべ花時計」をイメージしたしつらえになっていて、客室も女性らしい雰囲気に。
 
部屋の備品も、大きなミラーとその両サイドにライトが入った「特製ドレッサー」や、ヒールで歩き疲れた足を優しくもみほぐす「フットマッサージャー」などが備え付けられています。
レディスルーム

レディスルーム


「レディス」ルームは「スタンダード」ルームよりも1,000円ほど料金が高いそうですが、その価値は十分にありそうです。
 
<DATA>
■神戸三宮東急REIホテル
所在地:神戸市中央区雲井通6-1-5
部屋数:235室
アクセス:JR三宮駅東口から徒歩2分/阪神電車、阪急電車、地下鉄、ポートライナーの三宮駅(神戸三宮駅)から徒歩2~5分
地図 → アクセスマップ
 
2019年4月15日~4月30日の期間、ディナータイムで100種類以上のドリンク半額キャンペーンを実施しています。
 

【8:30】ホテルチェックアウト、神戸一日観光スタート!

翌朝は、朝食をゆっくり食べた後、大きな荷物はフロントに預けて、8:30にホテルをチェックアウト。神戸の一日観光に出かけましょう! まずは、神戸の街並みと海を一望する絶景を見に、六甲山の山頂を目指します。
 
神戸三宮駅(阪急)から阪急電車で六甲駅に移動し、神戸市バスに乗り換えて、9:15頃に「六甲ケーブル」の六甲ケーブル下駅に到着。六甲山の山頂へは、ケーブルカーとバスを乗り継いで向かうので、ここで「表六甲周遊乗車券」(1,350円)を購入します。
「表六甲収集乗車券」(1,350円)を購入!

「表六甲収集乗車券」(1,350円)を購入!


「六甲ケーブル」は、1932年に開業した歴史あるケーブルカー。六甲ケーブル下駅から六甲山上駅までの約1.7km、高低差493.3mを10分ほどで結んでいます。
「六甲ケーブル」のケーブルカー

「六甲ケーブル」のケーブルカー


六甲山上駅からの眺めもなかなかですが、驚くのはまだ早い。「六甲山上バス」という周遊バスに乗車し、夜景の名所でもある「六甲ガーデンテラス」を目指します。
 
夜には「1000万ドルの夜景」が楽しめるこの場所からの眺めは、昼間でも十分価値あり。神戸の街と、海に浮かぶ人工島・六甲アイランドやポートアイランドを一望できます!
神戸の市街地と六甲アイランドを一望

神戸の市街地と六甲アイランドを一望


無料で入ることができる「見晴らしの塔」などからの眺望を楽しんだ後、”大樹”をイメージして作られた展望施設「自然体感展望台 六甲枝垂れ」(入場料:300円)にも足を運んでみましょう。六甲山の季節を体感する、様々な工夫がなされています。
 
<DATA>
■六甲ケーブル下駅
所在地:神戸市灘区高羽西山
時刻表・運賃・アクセス等 → 六甲ケーブル公式ホームページ
地図 → Googleマップ
 

【12:00】南京町でランチ後、メリケンパークへ

絶景を満喫したならば、来た道を三宮駅まで戻り、阪神電車に乗り換えて、一駅先の元町駅へ。この元町駅構内の地下街「有楽名店街」は、昭和の香り漂う穴場ですね。床屋さんの値段が950円というのには驚きです!
 
ランチは元町駅からすぐの「南京町(中華街)」でいただきましょう。名物の豚饅頭(豚まん)のほか、北京ダックをお手頃な値段で食べられるお店もあったりします。
南京町(中華街)

南京町(中華街)


さて、お腹が満たされたら海の方角へ進み、「メリケンパーク」へ。赤い砂時計のような形をした神戸のシンボル「神戸ポートタワー」を目指して歩いて行きます。
 
「神戸ポートタワー」の展望室(入場料700円)からは、神戸の港と市街地、そして先ほど登った六甲山系の山々などを見渡すことができます。
 
神戸ポートタワー

神戸ポートタワー

 
<DATA>
■神戸ポートタワー
所在地:神戸市中央区波止場町5−5
営業時間・入場料 → 神戸ポートタワー公式ホームページ
アクセス・地図 → アクセスマップ
 

【13:45】遊覧船で神戸港を一周!

神戸観光で外せないのが、神戸港を一周する遊覧船「神戸ベイクルーズ」の旅。遊覧船乗り場は「メリケンパーク」のすぐ近くにあります。海上からの、ひと味違った神戸の街並みが眺められるほか、川崎重工、三菱重工業の両造船所で修理・建造が行われている海上自衛隊の潜水艦なども目にすることができます。
 
本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋や神戸空港を遥かに望み、壁面に「神戸港」と大きな文字が書かれた灯台や、ポートアイランドを横目に見ながら船はゆっくりと航路を進みます。「神戸ポートタワー」が近くに見えてくると、およそ45分の楽しい船旅は終了です。
遊覧船から見た明石海峡大橋

遊覧船から見た明石海峡大橋


船を降りたら少し休憩してもいいのですが、私は楠木正成(くすのきまさしげ)公をまつる「湊川神社(楠公さん)」に行ってみました。遊覧船乗り場から湊川神社へは、徒歩20分ほど。
 
楠木正成公を熱烈に崇拝していた幕末の思想家・吉田松陰は、湊川神社境内にある楠木正成公の墓前を4度も参詣。高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文ら「松下村塾」の多くの門下生や、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通たちも墓を詣で、国事に奔走したそうです。
湊川神社

湊川神社


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■神戸ベイクルーズ 出航場所
所在地:神戸市中央区波止場町7-1
料金・時刻表 → 神戸ベイクルーズ公式ホームページ
アクセス・地図 → アクセスマップ
 

【15:30】神戸北野異人館街へ

湊川神社の目の前に神戸高速線の高速神戸駅があるので、電車に乗り、三宮駅に戻ります。駅を出たら「三宮北」交差点に向かい、マクドナルドの並びのドコモショップ横の道を、道標に沿って「北野」方面に向かって進みます。
道標に従って、「北野」を目指します

道標に従って、「北野」を目指します


この道を真っ直ぐ歩いて行けば、オシャレなオープンカフェなどもある北野坂を経由して、およそ15分で、多くの瀟洒(しょうしゃ)な洋館が点在する「神戸北野異人館街」に到着します。
北野坂を上がっていくと、「風見鶏の館」が見えてきました!

北野坂を上がっていくと、「風見鶏の館」が見えてきました!


なぜ、このエリアには多くの洋館があるのでしょうか。神戸北野異人館街の公式ホームページによれば、
 

北野町に異人館街が誕生した理由は、開港後の来日外国人の増加による居留地の用地不足にあった。(中略) 居留地や港が南に一望できる環境のよい山手の高台に外国人住宅である異人館が集まり、(中略) 明治時代から昭和初期にかけて二百余棟建てられた。

 
しかし、太平洋戦争時には神戸の街も空襲被害を受けます。
 

山手通の道路を挟んで南側は一部を除いて殆ど焼失区域に含まれていた。そのようななかで、山本通から北側の山際に至る細長い北野町1丁目から4丁目に至るベルト状の一帯が、かろうじて戦災を免れた。
 
戦後も1960(昭和35)年頃までは二百棟近い異人館が点在していたが、60~70年代の高度成長期以降、次第にビルやマンションへの建て替えが進み、異人館街の破壊が進んだ。

 
その後、雑誌やテレビドラマで取り上げられたことから人気となり、保存・活用が進められるようになったのだそうです。
萌黄の館

萌黄の館


「神戸北野異人館街」は、公開されている施設も多いので、時間をかけて見学したいところですが、1~2時間程度で見どころを押さえるならば、いずれも国指定重要文化財の「風見鶏の館」と「萌黄の館」を見学するべきでしょう。2館を見学できる共通チケットは650円で販売されています。
 
<DATA>
■神戸北野異人館街「風見鶏の館」
所在地:神戸市中央区北野町3-13-3
営業時間:9:00~18:00(入館は17:45まで)
入館料:単館500円/2館券(萌黄の館・風見鶏の館)650円
アクセス・地図 → 風見鶏の舘ホームページ
 

【17:30】三宮駅へ。帰途につきます

さて、駆け足ですが、神戸の街を一日で観光してみました。もちろん、ほかにもたくさん見どころはありますが、一日で歩くならば、これくらいで十分でしょう。
 
ちなみに、私が訪問したときには、神戸市役所本庁舎の再整備に伴う移設作業中で見ることができなかった「こうべ花時計」は、2019年3月28日に「東遊園地」への仮移設が完了し、再び時を刻み始めたとのこと。
 
花時計の見学を、スケジュールに入れてみてもいいかもしれません。
 
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