個性的なデザインが揃ったNTTドコモ「702iシリーズ」
これまでNTTドコモでは、ハイスペックで高機能な「90xシリーズ」と、シンプルで低価格、初心者向けの「70xシリーズ」という商品展開を行っていた。今回、新たに発表された「702iシリーズ」では、著名なデザイナーが手がけたモデルや、「おサイフケータイ」に対応したモデル、902iシリーズにしかなかった「プッシュトーク」が搭載された機種があるなど、シリーズ内での統一感はなく、各機種それぞれが「個性」のあるモデルとなっている。
ここでは2月以降、順次発売が予定されている「702iシリーズ」5機種の全貌に迫っていく。
FOMA最小最軽量のデザイン携帯電話「SH702iD」
FOMA最小最軽量で、シンプルながらも機能性に優れたSH702iD |
グラフィックデザイナーの松永真氏が手がけたのがSH702iD(シャープ製)だ。本体重量は約89g、体積も約76ccで、FOMAでは最小最軽量モデルに仕上がっている。実際に持ってみると、その軽さには驚きを感じる。コンパクトなので、胸ポケットに入れても違和感がないのも嬉しいところ。
電話の「リダイヤル」の感覚で、直前に使った機能やファイルをすぐに呼び出すことのできる「アクティブマーカー」機能はいちいちトップメニューから使いたい機能を呼び出す必要がないため、とても便利だ。
またSDオーディオにも対応しているため、パソコンで管理する音楽データをminiSDにコピーし、SH702iDで聞くことができる。音楽を聴きながらiモードの閲覧やメール作成などを行えるのも重宝する。
使いやすさや本体の小ささを重視する、やや年配のサラリーマンに最適な機種と言えそうだ。
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