毎晩のようにYouTubeで生放送をしていると、個人投資家の方から、
 
「中原さんのおかげでNISAを始めました!」
 
という嬉しい報告を頂きます。
 
とはいえ、過去に何度か取り上げましたが、NISAはつみたてNISAよりも扱いが難しく、地雷を踏んでしまう方が多いです。そこで今回は、NISAで避けた方がよい株をご紹介しましょう。 
 

NISAで避けるべき株その1:株主優待銘柄

YouTubeで生放送を配信していると、「NISAで優待株を買いました!」という報告をもらいます。報告してくれる人はウキウキ気分でしょうが、僕はこの報告を受けたときに冷や汗をかいています。
 
なぜなら、株主優待銘柄の多くは割高で、収益体質も悪いからです(1)。
 
四季報オンラインのスクリーニング機能を使って調べてみると、株主優待銘柄のうち3分の1は予想PERが20倍を超えている割高株です。また、同様に株主優待銘柄のうち半数以上が収益体質が悪く、成長ペースの遅い企業です。
 
平たく言えば、「株主優待銘柄には地雷が多い」のです。初心者が手を出すと痛い目に遭うでしょうから、オススメできません。
 
とはいえ、「どうしても株主優待銘柄を買いたい!」という方もいるでしょう。そんな方は、以下の記事を参考にして投資先を選ぶのがよいでしょう。
 
●参考記事
その1:買ってはいけない株主優待株の3つの特徴
その2:たった1つ、株主優待銘柄を買う時の心得
その3:株主優待で損しない2ステップ
 

NISAで避けるべき株その2:新規公開株

NISAでは、なるべく新規公開株を買うのは避けるべきです。なぜなら、「新規公開株は初値をつけてから5年間は、株価が上がりにくい!」という傾向がある(2)からです。
 
僕ら人間は、「新しい」という言葉にはついつい反応してしまいます。しかし、新しいものは得てして割高です。新しい本、新しい服、新しいスマートフォン。中古で買えば半額になるものが、平気で倍の値段で売られています。
 
「NISAがきっかけで投資を始めた」という方は、「記念に新規公開株でも買うか!」なんて、ついつい意気込んでしまうかもしれません。しかし、株主優待銘柄と同様、新規公開株にも地雷が多いので、避けた方が無難でしょう。
 
むしろ、新規公開株ではなく、「目立たない地味な会社の株」を買う方が、お金を増やしやすいことが分かっています。具体的な話は以下の記事で解説しています。本記事と併せてご利用ください。
 
●参考記事
その1:上がりやすい株を見つける3つのポイント
その2:貧乏投資家は知らない!上がる株の意外な共通点3つ
 

まとめ 

NISAは素晴らしい貯蓄制度です。僕も利用していますし、NISAがきっかけで投資を始める方も多いので、嬉しく思っています。
 
とはいえ、どんなに素晴らしい制度でも、使い方を間違えれば損をしてしまいます。判断を間違えないためにも、本記事をきっかけに、NISAで損をしない方法を研究してみてくださいね。
 
 
●参考文献
  1. ウェブサイト:会社四季報オンライン, "スクリーニング", 2019年1月20日時点
  2. 論文:Loughran, Tim, and Jay Ritter, 1995, “The New Issues Puzzle,”Journal of Finance 50, pp. 23- 51.
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