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株で利益を得たいならチャンスは年2回!いつがベスト?

株式投資では「株を買うタイミングも大切!」ってことが、数多くの経済学者らの研究によって分かっています。そこで今回は、利益を出しやすい「株の買い時」について、科学的根拠に基づく手法をご紹介しましょう。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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どんな株を「いつ」買うかがポイント

株で利益を出したい!という方は、「どんな株を選ぶか?」が大切なのは、言うまでもありません。
 
たとえば、株式投資で成功したいと考えている方は、「割安な株を買う」ことで利益を出しやすい傾向があります。ほかにも、「高収益な株を買う」ことで、利益が出しやすい傾向があります。もっと言うと、「研究開発に積極的な会社を選ぶとよい!」という傾向も見つかっています。
 
株式の選び方については、これまで何度か取り上げてきました。具体的な方法を知りたい方は、記事の最後に関連記事のリンクを貼り付けてあるので、ぜひ参考にしてみてください。記事の内容を参照していただくだけでも、株式の銘柄選びの精度は、格段に上がると思います。
 
とはいえ、「良い会社の株を買えば、それだけで儲かるか?」と聞かれると、そうとも言えないのが難しいところでして。株式投資では、「株を買うタイミングも大切!」ってことが、数多くの経済学者らの研究によって分かっています。
 
そこで今回は、利益を出しやすい「株の買い時」について、科学的根拠に基づく手法をご紹介しましょう。
 
株を買うならいつがベスト?

株を買うならいつがベスト?

 

株を買うベストなタイミングは年2回

投資家の方は、「株を買うなら連休前の月末!」と覚えておくとよいでしょう。なぜ、連休前がよいのか? というと、経済学者らの研究によって、「連休前後は株価が上がりやすい!」という傾向が確認されているからです。
 
Josef Lakonishokらの研究(1)によると、90年間の株価データを分析したところ、「祝日前後には株価が上がりやすい!」傾向が確認されたのだとか。具体的には、「祝日の数日前から株価が上がりやすくなる」ことが確認されました。
 
さらに、彼らの研究によれば、「月末月初は株価が上がりやすい!」なんて傾向も確認されました。ニッセイ基礎研究所の調査(2)によれば、この現象は日本でも確認されています。
 
ですから、株を買うなら、「連休前」と「月末」の両方を満たす時期を選ぶと、利益を出しやすいと期待できます。
 
大きなチャンスとしては、「4月末(ゴールデン・ウィーク前)」と、「12月末(年末年始前)」の2つのタイミングがあります。だから、これらの時期に備えて、どんな株を買うべきか、考えておくとよいでしょう。
 

ベストな時期を覚えておこう!

「ゴールデン・ウィーク前に買う!」「年末年始前に買う!」と、すべきことは単純明快ですが、これらのタイミングを狙いうちすることで、上手に利益を出せると期待できます。
 
他にも、「株を買うなら11月が良い!」「株を買うなら夕方が良い!」「株は晴れの日に上がる!」といった、タイミングにまつわる傾向が多数研究されています。
 
以下にリンクを貼り付けておきますので、本記事と併せてご活用頂けましたら幸いです。
 
●科学的根拠に基づく「株が上がるタイミング」   
●参考文献
  1. 論文:Josef Lakonishok and Seymour Smidt, 1988, "Are Seasonal Anomalies Real? A Ninety-Year Perspective", The Review of Financial Studies, 1(4), pp. 403-425
  2. 調査:伊藤拓之, 2013, “投資の法則は変化したか?(4)―日米株式の写真相場から考える「曜日効果」・「月替り効果」アノマリー”, ニッセイ基礎研究所, 2018年9月30日時点

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