そもそも略奪愛とは?
「略奪」という言葉はとても悪いことのように感じられますが、「彼が恋人から自分に心変わりした」と考えれば、ごく自然な恋愛感情の流れともいえます。人の心を奪うことはできません。「相思相愛」というのは、お互いが選んでいる状態。実際には「奪った/奪われた」ではなく「心が別の人に移った」だけのこと。
人を好きになるという気持ちは、誰にも止められないもの。「略奪を試みる」のは罪悪ではないし、「奪われた」側も被害者ではありません。略奪愛の中に悪意があるとすれば、それは「2人の女性の間で気持ちが揺れ動くまま、二股をかけてしまう」彼のみ。
あやふやな関係に溺れず、きちんと付き合うなり別れるなり、どちらかを選ぶならば、誰も悪くはないのです。
略奪愛成功エピソードに学ぶ成就テク
毎週末会っているのに、遠距離の彼女と別れずにいる彼。いっそのこと、もう1人の彼女にバラしちゃおうかな……
逆に恋人の存在を知っている場合、その恋人とは別の魅力で彼を虜にできるのが、略奪に成功する女性の特徴です。
- STEP1:さりげなく彼から恋人のタイプや交際年数、恋人に対する愚痴などを聞き出す
- STEP2:「恋人にはなく自分が持っているもの」を分析する
- STEP3:「恋人より自分と付き合った方が幸せになれる」と上手に畳み掛ける
略奪愛が失敗するのは、魅力がなかったから?
略奪愛にとっての「失敗」とは、最終的に自分が選ばれなかったこと。過去に取材やリサーチをしてきた中、失敗した女性に共通するのは「彼が決めてくれるまで、二股状態で待ってしまったこと」「恋人と別れてと言えず、都合のいい女ポジションに甘んじてしまったこと」です。彼女たちが選ばれなかったのは、魅力がなかったからではありません。
二股状態を許してしまうのは、恋愛に対して受け身だから。「どちらかに決めて」と言えないのは、自分が選ばれなかったら嫌だから。それらの振る舞いの裏にある「自分への自信のなさ」が裏目に出てしまった結果、略奪することができなかったのです。
あなたは自分のことが好きですか? 自分のことが好きならば、セカンドの立場に追いやられるなんて、許せないはず。
自尊心は「自分を大切にすること」と同義です。たとえ彼のことが好きでも、あなたのことを尊重しないような人に心を許すなんて、もってのほか。
「好き」と「付き合うこと」は別物です。自分のことが好きならば、望まない扱いをするような彼とは、男友達(ボーイフレンド)くらいの浅い関係で仲良くすればいいのです。
略奪愛のその後……幸せを長続きさせるコツ
腕を組むのをイヤがるのは、元カノに見られたら困るから? それとも新たに別の子が……?
もちろんそれは彼も同様。しかし罪悪感から「元カノに対し、彼が情けをかけてしまう」ケースはよくあります。立場が入れ替わっただけで関係が切れなければ、たとえ恋人になれても、あなたの中にモヤモヤは残るばかり。
そうならないためにも、連絡先をブロックしてもらう、電話番号を変えて連絡を取れないようにする、引越して居場所を知られないようにするなど、可能な限り「過去を断ち切る」アクションを、彼自身に行ってもらいましょう。
きっかけが「略奪愛」である以上、早く過去のことにしようと努めても、すぐに不安はなくならないもの。心変わりした当事者である以上、あなたの不安は彼に共有し、できるだけのフォローをしてもらいましょう。後はできるだけ過去を蒸し返さないよう、あなた自身も元カノの話題を極力出さないことです。
因果応報などと言いますが、新たに別の女性が現れた際、再び彼が心変わりをしないという保証はありません。あなたに心変わりをしたことからも、気持ちが揺れ動きやすいタイプであることは否定できません。
起こりもしない未来を案じてしまったら、不安になるばかり。むしろ、できるだけ早く彼との間に信頼関係を築くよう努めることが肝要です。
略奪に限らず、どんな女性が現れようと「彼が選ぶのは私」だと信じられる関係でいれば、不安にはならないのです。
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